100倍楽しく箱根予選を見る方法

箱根予選

こんにちは。今回は明日開催されるビッグレース、箱根駅伝予選会を100倍楽しむための簡易ガイドを用意しました。テレビ観戦する際のお供としてご利用ください!

◯基本データ 

・名称

第99回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会(通称:箱根予選)

・日時

10月15日(土)9:35スタート

・コース

陸上自衛隊立川駐屯地→立川市街地→国営昭和記念公園

21.0975km(ハーフマラソン)

・出場チーム

箱根駅伝出場を目指す43大学・大学院(前回より2校増加しています)

・ルール

各チーム12人出走し、上位10名の合計タイムが早い順に10チームが本戦出場

箱根駅伝出場を目指しているチームにとってこの予選会はひとつの集大成ということができます。そんな熱い思いを持った約500人が一斉に駆け出す姿は圧巻です。

○コースについて

ここ2大会は新型コロナウィルスの影響もあって立川駐屯地の周回コースでしたが、今回は3年ぶりに立川市街地→国営昭和記念公園と展開していくコースに戻りました。平坦なスピードコースだった前回と比べて、アップダウンのあるコースになるため、タフなチームが優位となっていきそうです。

○戦術について

基本的にはエース達がフリー走で出来るだけ稼ぎ、残りの選手をいくつかの集団走に分ける、という戦術で臨む大学が多いです。集団走は積極的に飛ばすチームと最初抑えて後半上げていくというチームに分かれますが、前回は高速化にチャレンジするチームが通常運転に徹した常連校を上回る序盤となりました。それでも最後までキープすることは難しく、番狂わせは比較的少ないレースとなりました。

今回も序盤から速いペースで推移するチームが増えるのか、それとも我慢して後半勝負に徹するのか。指揮官たちの戦略にも注目です。

◯個人タイムの目安

・~59分台

神の領域(学生最高記録は山梨学院大モグスの59分48秒)

・60分台

学生の枠を超えて戦えるレベル

なお、日本記録は小椋裕介(ヤクルト)の60分00秒

ラジニ(拓殖大)は自己ベスト60分13秒、キプリモ(日本薬科大)は自己ベスト60分23秒。神の領域に挑戦します。

・61分台

箱根駅伝で区間賞取れるレベル

ここに入る選手はスーパーエースです。

今回出場する選手の中では、パトリック(上武大)、ムトゥク(山梨学院大)、カマウ(武蔵野学院大)、ディランゴ(流通経済大)が61分台の自己ベストを持っています。

・62分台前半

主要区間で上位争いできるレベル

ここに入る選手はエースとして活躍してくれます。

今回日本人選手の持ちタイムトップは村上(上武大)の62分1秒です。

富田&小澤(明治大)、松崎(東海大)、吉田(中央学院大)といったエースたちがこの枠に入ります。

・62分台後半

主要区間を任せられるレベル

ここに入る選手は駅伝でも安定していい働きを見せてくれます。

・63分台

レギュラーは堅いレベル

ここに入る選手が多いチームが層の厚いチームです。

・64分台

耐えたと言えるレベル

コンディションがいいレースのときは、できれば64分台で10選手通過したいところです。

・65分台

苦しんだと言えるレベル

コンディションが悪いレースのときでも、10番手の選手は最低限ここで抑えたいです。

・66分台~

厳しいレベル

ここに複数選手がいるチームはエースが相当稼いでくれない限り通過が厳しくなります。

〇各チームの戦力を考察

現実的に箱根本戦出場を争うことになるであろうチームについて、勝手に考察してみました。

A:よっぽどの事がなければ通過するチーム

■東海大

レギュラー格が複数名外れていますが、選手層の厚いチームなので心配いらないでしょう。エース石原の復活にも注目です。

■神奈川大

全日本予選では東海大、東洋大を抑えてトップ通過。距離の伸びる箱根予選はより得意としているレースになります。こちらもトップ通過の有力候補です。

B:ちょっとしたミスならカバーできるチーム

■早稲田大

選手層に不安を抱えていますが、井川や鈴木といった上級生たちは少なくとも予選レベルでは抜けたパワーを持っています。しっかり稼ぐ選手が稼げれば、上位通過は堅いチームです。

■明治大

早稲田大と同じく、上級生と下級生に経験値の差が出ているチームですが、明治大は下級生たちもポテンシャルの高さが際立ちます。この箱根予選がブレイクのきっかけになれば、一気に未来が明るくなります。

■大東文化大

箱根駅伝からは遠ざかっていますが、真名子監督が就任してからチームの風向きが一気に変わりました。全日本予選でも1組目の出遅れを華麗にカバーして突破を決めており、強いチームになってきました。ワンジルのほかにも久保田や菊地、大野など強力な選手が育ってきたので、上位通過も見えてきています。

C:ミスが複数出ると通過が厳しくなるチーム

■中央学院大

前回は手堅く予選通過を決めましたが、武川や吉本といった頼りになる上級生がメンバーから外れてしまいました。エースの吉田をはじめ、地力のあるチームですが、そこまでの余裕はなさそうです。

■国士舘大

例年、芸術的な集団走で箱根予選を勝ち抜いているチームです。今回も直前の記録会で選手の足並みを揃えられた様子。(ほぼ全員資格記録が29分33秒になっていますw)。間違いがなければ手堅く通過を決められるはずです。

■日体大

近年は駅伝での成績が低迷し、エースの藤本もエントリー外に。心配する声もあがっていますが、元々日体大は予選会をまとめる力に長けているチーム。稼ぎ頭は不在になろうとも、伝統校の底力を見せてくれるはずです。

D:ボーダーライン上のチーム

■山梨学院大

留学生はムルア、ムトゥクどちらが起用されても稼ぐことができそうですが、日本人選手の層がやや薄めなのが気になるところ。日本人エースの木山がどれだけ上位で戦えるかもポイントとなってきそうです。

■駿河台大

前回は見事に初出場を決めた駿河台大。主力の多くは4年生に残っていますが、期待のルーキーが複数エントリーから外れたのが気になるところ。今やシード常連となった創価大や東京国際大も初出場の翌年は予選落ちとなっています。鬼門の2年目のジンクスを打ち破れるか要注目です。

■専修大

ここ2大会は前評判を覆して本戦出場を決めた専修大。目立ったエントリー漏れもなく、期待値は前回以上に高そうですが、今回もミスなく走りきることが最低条件となってきそうです。

■拓殖大

エースのラジニは全選手中でもトップクラスの実力者ですが、前回の予選落ちに伴って経験値が一気に弱くなったことが気になります。2年連続の敗退となると復帰がより難しくなってくるため、何としてでも復帰を決めたいところ。

■日大

前回は21位と大失敗レースになってしまった日大ですが、今季は全日本予選で通過を決めるなど、反撃ムードが漂っています。エース格の松岡のエントリー漏れがとても痛いですが、ドゥングや三山など稼げる選手は健在。本戦復帰を果たしてほしいチームです。

E:上手くいけばボーダーラインに食い込めるチーム

・筑波大

・上武大

・城西大

・立教大

・東京農業大

箱根での好走経験者が複数残る城西大や東京農業大、2枚看板が強力な上武大、タフな展開に強い筑波大、スカウト強化1期生が3年生になった立教大あたりもボーダー争いに食い込んでくる可能性は十分にあります。

毎年のように、サプライズで本戦出場を果たすチームがあります。今年のサプライズチームはどのチームになるのか、要注目です。

いよいよ明日に迫った箱根予選、一緒に楽しんでいきましょう!

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