こんにちは。先日開催された全日本大学駅伝関東地区予選会を振り返るシリーズ第二弾。(第一弾はこちら→全日本予選を熱く振り返る~通過校編~ | 100倍楽しく箱根駅伝を見る方法 (100hakone.net))
今回は惜しくも全日本予選を通過できなかったチームについて、その中でも収穫のあるレースをできた選手について簡単に考察していきます。
8位:城西大
収穫:鈴木(1組18位)
今回は前評判があまり高くなかった城西大ですが、その中で次点につけられたのは1組目がよかったからに他なりません。一緒に1組目を走った山中は元々実績のある上級生でしたが、鈴木はまだルーキー。そして暑くプレッシャーもある中で組18位と堅実に繋いでくれました。1組目が4位と好発進だったことで、終始ボーダー争いができた城西大。この経験をもたらしたのは鈴木の粘りだったのです。
9位:帝京大
収穫:小野(4組11位)
今年は主力世代が一気に卒業し、立て直しのシーズンを迎えている帝京大。エースの確立も課題でしたが、小野がそのポジションに名乗りを挙げる好走を見せてくれました。ハイレベルな4組目に最後まで食らいついて11位。成績以上に、当然のように日本人トップ集団で勝負するという姿勢に頼もしさを感じました。
帝京大のエースは小野で間違いないでしょう。
10位:国士館大
収穫:カマウ(4組3位)
昨季まで大黒柱として活躍していたヴィンセントが卒業し、初めて回ってきた全日本予選の舞台。他校の留学生選手もたくさんいる中で組3位に食い込んだのは収穫と言っていいでしょう。まずは大舞台で力を発揮できることを証明したカマウ。ヴィンセントのように勝負強いランナーとして活躍してくれそうです。
11位:立教大
収穫:林(3組7位)
立教大は躍進の11位と言ってもいいでしょう。徐々に戦う位置を上げてきています。何より、まだ主要大会での実績が少なかった林が3組目を引っ張りながら組7位と好成績を残したことが大きいです。このように逞しく戦える選手が増えてくると、いよいよ本戦出場も見えてきます。
12位:山梨学院大
収穫:北村(2組14位)
順位以上にいい走りをしてくれたのが北村です。2組目はワンジル(大東文化大)、熊崎、九嶋(東洋大)が抜け出しましたが、4位集団をずっと引っ張り続けました。この集団がスローになると、前に出た選手たちが大儲けとなるのですが、それを最低限に抑える役割を果たしてくれました。
このようにレースを能動的に動かす姿に頼もしさを感じます。今季はブレイクしそうな予感です。
13位:駿河台大
収穫:東泉(1組8位)
前回の全日本予選で次点につけ、今回は全日本初出場を狙ってきた駿河台大。大事な1組目を東泉と藤井の1年生コンビに託しました。
その中でも東泉は組8位と好走で応えてくれました。関東インカレ5000m決勝進出に引き続き、勝負レースでの好走連発。
次期エースとして注目して間違いなさそうです。
14位:法政大
収穫:扇(1組9位)
2組目でのブレーキもあり、まさかの予選敗退となった法政大。ただ、その中でも収穫となったのが扇の好走です。元々能力の高い選手として期待されていましたが、なかなか駅伝を走ることができなかった扇。昨季は全日本予選1組で好走しましたが、その勢いをシーズン通して維持することができませんでした。
それでも再びの全日本予選1組での好走。前回同じ1組目で好走した内田は一気にエースへと駆け上がっていきました。
扇も同じようにブレイクできるだけのポテンシャルは持っています。今年こそやってくれるでしょう。
今回はここまでにします。15位以下のチームについては、また次回振り返ります。お楽しみに!
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