箱根駅伝2020振り返り~中央学院大~

中央学院大

こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と結果について1校ずつ振り返るシリーズ。今回は中央学院大の箱根駅伝について振り返ります。

往路:12位

復路:11位

総合:11位

毎度しぶとい戦いぶりでシード権を獲得している中央学院大。今年は1年次からチームを支えてきた高砂、横川、藤田が退部や故障などにより走れず、チームとしてもどこか噛み合わない印象。でも、被災してグラウンドが水没した中でも鍛錬を積んできた底力を見せるべく、箱根路に臨みました。

〇戦略

前回2区を走ったエースの高橋と強力ルーキーの小島が故障で外れるなか、苦心してオーダーを組みました。

前半区間の出遅れを避けるべく、2区には前回1区の川村を、1区には前回3区の栗原をコンバートすると、3区から5区は今季伸びてきた新戦力の戸口、城田、畝に託します。

当初予定していた小島が外れた6区には同じルーキーの武川。ここまで未経験者が並びましたが、7区以降に吉田、藤井、有馬、石綿と経験豊富な選手を残しました。序盤は耐えて、中盤は勢いに賭け、終盤に追い上げる。そんな明快なオーダーで勝負しました。

〇結果

1区栗原が5位と素晴らしいスタートを切ると、2区川村も先頭集団で真っ向勝負。2区終了時点で10位と不安な序盤を見事に乗り切りました。3区以降も区間10位前後の安定した継走を続け、往路は10位の背中が見える12位と、ある程度想定の範囲で終えることができました。

そして勝負の復路、6区武川がいきなり区間5位の快走で9位まで押し上げてくれます。早稲田大に交わされた10位に落ちた7区以降は、初シードに向けて息巻く創価大とマッチアップ。9区有馬が区間2位の好走で引き離しますが、10区石綿が嶋津(創価大)の記録的な激走に為す術なく抜かれてしまいます。石綿は前方から落ちてきた東洋大を捉えることもできず、最後は悔しい11位でのゴールとなりました。

〇感想

5年取り続けてきたシード権を落とす悔しいレースとなりました。最後は創価大の迫力に押されてしまった印象があります。

でも、中央学院大らしい粘り強さは今年も見ることができました。

本格的に陸上を始めてから1年未満の武川がいきなり6区58分台のとてつもなく素晴らしいタイムでシード圏内に突っ込んだり、8区藤井は創価大に一度追いつかれながらも最後に引き離したり、9区有馬は今季苦戦しながらも区間2位と素晴らしく熱い走りを見せたりと、見せ場はいくつも作りました。

そして、それでも届かないのが今の箱根駅伝の厳しさのような気がします。

〇今後に向けて

今回走った選手のうち、有馬、川村、城田、藤井が卒業します。この代は他にも高砂、横川、藤田や前回8区で好走した大濱など質・量ともに揃った好世代でした。

でも、来季に向けて悲観する必要はありません。高橋、栗原、小島と前半区間で勝負できる選手は残っています。戸口も箱根をきっかけに飛躍しそうな予感です。そしてこのチームは育てるのが何より得意です。また1年後には、ニューヒーローが誕生しているはず。そうやってしぶとく戦い続ける中央学院大の時代はまだまだ終わりません。

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