【箱根駅伝】絶望より這い上がりし男たち

箱根駅伝

こんにちは。箱根駅伝に向けて注目してほしい選手を様々な切り口から紹介する企画第2弾。今回のテーマは「絶望より這い上がりし男たち」です。

箱根駅伝を走る選手にはそれぞれドラマがあります。4年間活躍し続ける選手がいる一方、故障や予期せぬブレーキなど、大きな困難と戦うことになる選手もいます。

でも、そんな困難を糧に大きく成長し、箱根駅伝で活躍する選手はとてもドラマチックです。

例えば、昨春卒業した國學院大の臼井は2年次から故障でずっと表舞台に姿を現していませんでしたが、4年生になって復活。3年ぶりに走った箱根では3区3人抜きの好走でチームのシード落ちの危機を救いました。

今回は臼井のように、絶望から這い上がって箱根駅伝で活躍してくれそうな選手を紹介します。

■小野寺勇樹(創価大4年)

前回の箱根である意味大きな注目を浴びた選手です。アンカーを任されると、2位とは3分以上の差がついたトップで襷を受けました。本来なら悠々逃げ切れる差ではありましたが、まさかの失速で駒澤大に大逆転優勝を許してしまいました。この悔しさは忘れることはできないでしょう。でも、小野寺は立ち上がりました。先日のハーフマラソンではベストを更新し、リベンジの機会を窺っています。

■岸本大紀(青山学院大3年)

1年次には三大駅伝全て2区に出走。特に箱根では土方(國學院大)や塩澤(東海大)との首位争いを制してトップ中継を果たすなど、既にエースとして大活躍していました。

しかし、2年次からは故障で長く戦列を離れることに。その間に同期の近藤がエースにどっしり座るようになっていました。

それでも、岸本は帰ってきました。しかも、エースとして。

実に久しぶりの勝負レースとなった全日本では3区3位(区間賞はヴィンセント、区間2位はラジニ)と故障離脱前以上に強くなった姿を見せてくれました。

もしかしたら2年ぶりの箱根2区、間に合うかもしれません。

■加藤大誠(明治大3年)

箱根予選振り返りでも紹介しましたが、1年次に箱根2区に抜擢されて、区間10位と大健闘を見せた選手です。加藤の粘りで勢いをつけた明治大は、そのレースで総合6位へと躍進しました。一方、2年次は同じ2区で区間17位。流れを作れなかったことでチームもシード落ちとなってしまいました。その後もしばらく存在感を示せていなかったのですが、箱根予選では日本人2位の快走でチームトップを奪取。全日本ではそのダメージが残ったのか、8区15位と苦戦しましたが、この区間を任される時点で相当信頼されていることがわかります。箱根でも2区が既定路線となるでしょう。

今までは耐える2区でしたが、満を持して攻める2区にできそうです。

■森凪也(中央大4年)

森は2年次から中央大のエースを務めています。彼がいなければここ数年の中央大の箱根駅伝出場は果たせなかったかもしれません。それくらい、いつも厳しい場面で戦ってきてくれました。ただ、前回の箱根で2区16位と苦戦してから、なかなか思うような走りができていません。

箱根予選では転倒の影響もあって個人107位、全日本は欠場と、今季の中央大の躍進の先頭に森がいないのは寂しいですが、最後の箱根には合わせてくれるはず。チャレンジングチームがシードを獲るときは強い4年生エースが2区で好走することが多いです。その役割を担えるのは森しかいません。

■河田太一平(法政大3年)

河田は1年次から主要区間しか走ったことがありません。後方で襷を受けても悪いペースにはまらずに走れるのが一番の強みだったのですが、トップで襷を受けた前回の箱根2区では15人に抜かれる苦しすぎるレースに。

「河田はエース区間では通用しないのでは?」

と嫌な声も聞こえてきましたが、今季の全日本では8区7位と好走。シード獲得まであと一歩まで追い込みました。

今回の箱根はエースの鎌田が2区を走ることになりそうですが、いろんな経験を積んだ河田もいい走りを見せてくれそうです。

■ポール・オニエゴ(山梨学院大4年)

最後に紹介するのは逆境を乗り越えてエースに成長した留学生です。

オニエゴはニャイロに続く留学生ランナーとして来日しましたが、先代の留学生とは違って即戦力ではありませんでした。

1年次にはあえなくレギュラー落ち。箱根予選、本戦ともに出場することができませんでした。

すると2年次には後輩として速い留学生のムルアが入学。いよいよオニエゴが大舞台に現れることは難しくなってきました。

しかし、その中でも腐らずひたむきに努力を続けてきた成果が3年次になって花開きます。

3年次には10000mの自己ベストを28分30秒まで伸ばすと、ムルアが欠場したこともあって初めて箱根予選に出場。

ここで個人19位とチームトップで走破すると、全日本でもエース区間の7区で3位、箱根では4区区間賞と快走。

4年次にはさらに凄みを増しており、箱根予選では一時トップを走りながら個人7位に食い込むと、10000mのベストは遂に27分台に突入。入学当初から速かった他校の留学生たちにも引けを取らない活躍を連発しています。

入学当初から爆走する“留学生”ではありませんが、ひとつずつ階段を上ってきたオニエゴだからこそ魅せることのできる熱い走りがそこにあります。

いかがだったでしょうか。絶望を乗り越えて箱根路に挑む選手たちの熱い走りに注目してみてください!

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