こんにちは。シリーズ「キーワードで新チームを読む」今シーズンの各大学の注目点をキーワードと共に紹介していきます。今回は創価大を紹介します。
創価大の今季のキーワードは「吉田響」です。(ちなみに昨年は「日本人ツインエース」でした。【創価大】新旧日本人エースの豪華な共演! | 100倍楽しく箱根駅伝を見る方法 (100hakone.net))
今年4月、駅伝ファンにとって衝撃的なニュースが発表されました。
それは、吉田響が東海大から創価大に転校するというニュースです。
現役箱根駅伝ランナーの移籍はとても珍しく、そしてこれは学生駅伝界の勢力図が変わりかねないほどの大ニュースです。
そもそも、吉田響とはどんな選手なのでしょうか。
今まで走ったレースから紹介していきます。
1年:箱根駅伝
入学からほとんどレースを走っていなかった吉田は突如箱根で山上りの5区にエントリー。区間2位の快走で17位→10位のごぼう抜き。それまでほぼ大会に出ていなかった分、よりインパクトの大きい走りでした。
2年:全日本予選
1組に登場すると、中盤から1人抜け出して大独走。2位に45秒差をつける大立ち回りで石原不在のチームを牽引。見事に全日本予選通過を決めました。
このレースの後にSNSで「今後は箱根予選と箱根駅伝の5区しか走らない。4代目山の神になる」と宣言。大きな注目を集めました。
2年:箱根予選
宣言通り、全日本予選の次のレースで走ったのがこの箱根予選。序盤は自分のペースで進めながら、中盤以降に見事なレースアップ。最終的にはチームトップの26位まで順位を上げて、主力の失速に見舞われたチームを救いました。
ここまで出場した主なレースは3つだけですが、いずれも大きなインパクトを残している吉田。山への適性、平地での走力の高さもさることながら、その勝負強さが何よりの魅力です。
そんな吉田は2年次の箱根も山の神候補として期待されていましたが、コンディション不良によりエントリー外に。
そして、今年の4月に東海大から創価大に転校することが発表されたのです。
転校の理由などについてはわからない部分もありますが、とにかくこの移籍はとても大きなインパクトになります。
箱根駅伝において最も差がつく区間が山上りの5区です。
その5区でアドバンテージを獲れるかどうか、が優勝争いやシード争いに大きな影響を及ぼします。
その5区で最も山の神に近いと言える選手が加入したのが今季の創価大なのです。
これを活かさない手はありません。
創価大もシード常連校ですが、5区を区間一桁順位で走ったのは一度のみと、決して5区を得意としているチームではありません。
だからこそ、5区での優位性が見込める状態で今季をスタートできるということは、今までにないアドバンテージを持っている状態と言えるのです。
これで優勝候補チームも創価大をマークせざるを得ないでしょう。
吉田響の走力と勝負強さは必ずチームに風を吹かせてくれるはず。そんな特別な道を歩む吉田と創価大の戦いに注目してみてください。
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