こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と結果について1校ずつ振り返るシリーズ。今回は大東文化大の箱根駅伝について振り返ります。
往路:17位
復路:12位
総合:16位
しばらく大学駅伝の舞台から離れていましたが、真名子監督就任1年目の今季は大躍進。全日本で久々の三大駅伝出場を果たすと、箱根予選はなんと1位通過。シードも狙えるほどの充実ぶりで4年ぶりの箱根路に臨みました。
〇戦略
1区久保田、2区ワンジル、4区大野と三本柱を順当に主要区間に配置できました。ワンジルは最初に抑えめのペースで入って、徐々に上げていくパターンで結果を残してきただけに、周りのペースも速い2区でもいつものパターンを成功させられるかがポイントとなりました。
3区には期待のルーキーの入濱、5区にも主力の菊地と往路に惜しみなく戦力を投入して、真っ向勝負を挑みました。
復路は7区金田、8区木山、10区谷口と4年生が中心のオーダー。往路に主力を投入した分、多少の苦戦は覚悟の上でしたが、4年間苦労してきた世代の意地に賭けました。
明確なストロングポイントを作るというよりは、自分たちの適材適所で組んだオーダーでどこまで食らいついていけるかという戦いになりました。
〇結果
1区久保田は15位ながら秒差はほとんどない好スタートを切ります。2区ワンジルも快調に飛ばしますが、これが裏目に。中盤以降失速し、最下位での中継に。
無念の出遅れとなりますが、それでもしっかり巻き返せるのがすごいところ。
4区大野が1つ、5区菊地が2つ順位を上げて、往路は17位で終えます。
復路も6区佐竹が区間6位と絶好のスタート。7区以降も崩れずに走り切り、復路だけの順位は12位。総合16位でのフィニッシュとなりました。
〇感想
シード権こそ獲得できませんでしたが、十分に手応えの得られるレースとなりました。
そもそも、3年間三大駅伝に全く出場できていなかったチームが全日本と箱根に連続して復帰を果たしただけでも大成功のシーズンと言えます。
全日本予選、箱根予選、全日本本戦と何度もピークを合わせてきた中で、箱根本戦にも合わせるのは至難の業だったと思います。
その中で、主軸を投入した2区までで最下位と大きく出遅れ。普通ならこのまま終戦となってしまってもおかしくないですが、3区以降しっかりと立て直しました。
これは各選手に地力が無いとできないことです。16位という結果以上にいいレースでした。
来季は予選通過が当たり前の意識でシーズンに臨むことができるでしょう。そうすれば、また本戦での戦い方も変わってくるはずです。
まずは、その位置まで持ってこられたというだけで今季の大東文化大は大成功なのです。
〇今後に向けて
今回走った選手からは大野、金田、木山、谷口といった選手たちが卒業します。特に大野はエースとしてチームを牽引してきただけに、その穴は小さくないでしょう。でも、まだまだ発展途上のチームです。
ワンジルと久保田を中心に、来季はまた強くなったところを見せてくれるはずです。
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