【全日本大学駅伝】世界一やさしい観戦ガイド

全日本大学駅伝

こんにちは。今回からは三大駅伝の第二戦、全日本大学駅伝について紹介していきたいと思います。

 

今回は第一弾として、全日本大学駅伝を100倍楽しむためのかんたんガイドを用意しました。基本情報や各区間の紹介など、なんとなく全日本大学駅伝に興味を持ち始めた方でも楽しめるように書きましたので、全日本大学駅伝を観戦する際のお供としてこの記事をご利用ください。

 

〇基本データ

・名称

秩父宮賜杯 第55回全日本大学駅伝対校選手権大会(通称:全日本大学駅伝)

 

・日時

11月5日(日)8時10分スタート

 

・コース

8区間106.8km(詳しくは後述)

 

・出場チーム

前回大会の上位8チーム(シード校)

各地区から選考された17チーム+オープン参加2チーム

 

関東からは15チームが参加しています。6月に開催された予選会にて、激しい戦いを勝ち抜いたチームが出場権を獲得しています。

 

全日本大学駅伝は出雲駅伝、箱根駅伝と並ぶ三大駅伝のひとつとして有名です。10kmを切る区間から20km弱の区間まで様々な特徴を備えた区間が設定されていることから、三大駅伝のなかで最もチームの総合力が問われる駅伝といってもいいかもしれません。

 

〇区間紹介

前半区間が短く、後半になるにつれて距離が長くなっていく、特徴的なコースとなっています。

先手必勝のセオリーどおり、流れを重視して前半区間に強い選手を置くのか、それとも逆転の可能性が高くなった後半区間に強い選手を置くのか、監督の采配にも注目です。

 

それでは、各区間の展望について解説します。

 

・1区(9.5km)

1区が最短区間です。この区間を最短区間と捉えて多少重要度を下げるのか、それでもなお重要区間として扱うのか采配が分かれるところです。例年、エース格の選手を起用するチームと成長著しい下級生を起用するチームに分かれますが、上級生になって伸びてきた選手や将来のエースとして期待される下級生の割合が高まってきています。

前回は大東文化大のワンジルが1人飛び出して見事に区間賞を獲得しています。

 

・2区(11.1km)

2番目に短い区間ですが、やはり2区はどんな駅伝においても重要な区間であることに違いありません。箱根駅伝でいうと1区や3区を走るようなエース格の選手が起用されることが多いです。

前回は葛西(創価大)が佐藤(駒澤大)とのデッドヒートを制して先頭に押し上げ、区間賞も獲得しています。

 

・3区(11.9km)

今のところ、前半のエース区間は3区となっています。前半に出遅れたとしても、まだこの区間のごぼう抜きで取り返せるため、流れを変えられる強力な選手が起用されることが多いです。

前回は石原(東海大)がこの区間に登場。後方からの追い上げで復活の区間賞を獲得しました。

 

・4区(11.8km)

比較的距離は短めの区間ですが、トラックでのスピードよりもロードでの安定した走りが持ち味の選手が多く起用される傾向になっています。前回は山川(駒澤大)、山口(早稲田大)、石丸(創価大)といった期待のルーキーや横田(青山学院大)、藤本(國學院大)、前田(東洋大)らロードに強い最上級生がしのぎを削りました。

その中で駅伝デビュー戦となった山川(駒澤大)が区間賞を獲得。実力者を起用して追い上げたい他校の思惑を打ち砕き、優勝への流れを一気に加速させました。

 

・5区(12.4km)

やや落ち着いた流れの中で走ることもあって、若手選手を起用しやすい区間となっていたのですが、前回は創価大が嶋津、青山学院大が岸本とエース格を投入し、明確にアドバンテージを獲りに行きました。しかし、彼らを上回ってルーキーの青木(國學院大)が区間賞を獲得。鮮烈なインパクトを残しました。

 

・6区(12.8km)

この区間は繋ぎ区間ではありますが、前回でいう吉居大和(中央大)のようにコンディションが整ってないエースが起用されることもよくあり、クライマックスの7区8区の流れを決める意味でも軽視できない区間となっています。ちなみに吉居は安全運転で走り出したものの区間賞を獲得。格の違いを見せつけていました。

 

・7区(17.6km)

8区ほど距離は無いものの、かなり重要な区間です。ほぼ全てのチームがエース級の選手を投入してきます。前回は田澤(駒澤大)、近藤(青山学院大)、平林(國學院大)といった大黒柱がこの区間で共演しました。展開としても田澤が先頭で襷を受け取りながらもワンブィ(日大)の区間記録を大きく上回るビッグランを披露。近藤(青山学院大)も見えない背中を追いかけ続け、区間記録は僅か14秒差と、これまたものすごい走りを見せました。

もう取り返しがつかなくなるプレッシャーの中でのエース達のつばぜり合いに注目です。

 

・8区(19.7km)

最長にして最重要区間です。今まで何度も大逆転がこの区間で生まれています。

7区までにも何人ものエース格の選手を投入する必要がありますが、その中で8区にも競り合いに勝てるような強い選手を残せるチームこそが結果を残すチームです。

 

いかがでしょうか。本当に総合力のあるチームでなければ勝ち抜けないことがおわかりになるかと思います。

 

それでは最後に、今回関東から出場する15チームについて勝手にランク付けしてみました。あくまで主観ですのでご意見等あればぜひお寄せください。

 

A:フルスロットルで優勝を狙うチーム

・駒澤大

・中央大

・國學院大

 

B:虎視眈々と優勝を狙うチーム

・青山学院大

・創価大

・早稲田大

・城西大

 

:シード権争いを優位に進めるチーム

・順天堂大

・東洋大

・東海大

 

D:シード権争いに絡めるチーム

・大東文化大

・東京国際大

 

E:経験を積みながら上位進出を狙うチーム

・東京農業大

・帝京大

・国士舘大

 

駒澤大が大本命ですが、続いて優勝を狙えるようなチームでさえシード争いに巻き込まれそうなほど、上位校の戦力が拮抗しています。優勝の可能性のあるチームも多く、本当にスリリングなレースが展開される気がします。なお、次回からは本気で考えた各チームのオーダーを紹介していきたいと思っております。一緒に楽しんでいきましょう!

 

 

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