こんにちは。昨日の出雲駅伝は波乱含みのレースでしたが、終わってみれば駒澤大の完勝でした。出雲駅伝は後日ゆっくり振り返るとして、今回は今週末に開催されるビッグレース、箱根駅伝予選会を100倍楽しむための簡易ガイドを用意しました。観戦する際のお供としてご利用ください!
◯基本データ
・名称
第100回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会(通称:箱根予選)
・日時
10月14日(土)9:35スタート
・コース
陸上自衛隊立川駐屯地→立川市街地→国営昭和記念公園
21.0975km(ハーフマラソン)
・出場チーム
箱根駅伝出場を目指す57大学・大学院
今回は第100回記念大会ということもあって、関東以外の大学も予選会に出場できるようになったこともあり、出場校は前回より14校増加しています。
・ルール
各チーム12人出走し、上位10名の合計タイムが早い順に13チームが本戦出場
例年は上位10チームが出場しますが、今回は記念大会ということもあって、通過校が3枠増加しています。
箱根駅伝出場を目指しているチームにとってこの予選会はひとつの集大成ということができます。そんな熱い思いを持った約600人が一斉に駆け出す姿は圧巻です。
○コースについて
コロナ禍での開催時は立川駐屯地の周回コースでしたが、前回から立川市街地→国営昭和記念公園と展開していくコースに戻りました。序盤は転倒のリスクもあるほどの大集団でのスタート、終盤にはアップダウンのあるコースとなるため、スピードと共にタフさが求められます。
○戦術について
基本的にはエース達がフリー走で出来るだけ稼ぎ、残りの選手をいくつかの集団走に分ける、という戦術で臨む大学が多いです。集団走は積極的に飛ばすチームと最初抑えて後半上げていくというチームに分かれるほか、集団走という形ではなく、箱根駅伝本戦を見据えて敢えて各選手が個々に勝負するという思い切った戦略を取るチームもあります。
今回も序盤から速いペースで推移するチームが増えるのか、それとも我慢して後半勝負に徹するのか。それとも各選手の判断に任せるのか。指揮官たちの戦略にも注目です。
◯個人タイムの目安
・~59分台
神の領域(学生最高記録は山梨学院大モグスの59分48秒)
・60分台
学生の枠を超えて戦えるレベル
日本記録は小椋裕介(ヤクルト)の60分00秒
前回トップのカマウ(武蔵野学院大)は60分58秒で走破。
吉田(中央学院大)は60分31秒と留学生をも上回るベストを持っています。
・61分台
箱根駅伝で区間賞取れるレベル
ここに入る選手はスーパーエースです。
今回出場する選手の中では、パトリック(上武大)、ムトゥク(山梨学院大)といった留学生選手が61分台の自己ベストを持っています。
・62分台前半
主要区間で上位争いできるレベル
ここに入る選手はエースとして活躍してくれます。
今回日本人選手の持ちタイムトップは吉田(中央学院大)ですが、2位は福田(帝京大)、3位は山崎(日体大)とニューフェイスが続きます。
彼らの躍進にも注目です。
・62分台後半
主要区間を任せられるレベル
ここに入る選手は駅伝でも安定していい働きを見せてくれます。
・63分台
レギュラーは堅いレベル
ここに入る選手が多いチームが層の厚いチームです。
・64分台
耐えたと言えるレベル
コンディションがいいレースのときは、できれば64分台で10選手通過したいところです。
・65分台
苦しんだと言えるレベル
コンディションが悪いレースのときでも、10番手の選手は最低限ここで抑えたいです。
・66分台~
厳しいレベル
ここに複数選手がいるチームはエースが相当稼いでくれない限り通過が厳しくなります。
次回の記事で各校の戦力分析をする予定です。お楽しみに!
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