こんにちは。シリーズ「キーワードで新チームを読む」今シーズンの各大学の注目点をキーワードと共に紹介していきます。今回は法政大を紹介します。
法政大の今季のキーワードは「1区→2区」です。(ちなみに昨年は「後継者」でした。【法政大】”強さ”を感じる鎌田の後継者たち | 100倍楽しく箱根駅伝を見る方法 (100hakone.net))
ここ2大会連続でシード権を獲得している法政大。区間配置を並べてみると、あることに気が付きました。
それは、3年次に1区を走った選手が4年次にエースとして2区で快走しているということです。
法政大は繋ぎ区間であれば、少なくとも区間10位前後では走れるという選手層の厚さが強みのチームなため、序盤を上位で切り抜けられるエースの存在は他校以上に大きいです。
そんなエースの成長経路が法政大は「1区→2区」となっているのです。
その成長経路を辿った2人の歴代エースの道のりを紹介します。
○鎌田航生
法政二校卒業後、1年目からレギュラーを掴んだ正統派エースです。2年次には箱根2区を任されるなど早くからエースとしての役割を期待されていましたが、このときは区間18位と跳ね返されます。3年次にはチーム事情で1区に回りますが、スローペースから始まった混戦を制して区間賞獲得。
ここから鎌田の快進撃が始まりました。その後は学生ハーフも制すると、1年間エースとして他校と渡り合い続け、最後の箱根でも2区で区間9位の好走。出遅れが続いていた序盤を見事に切り抜けたことで法政大は見事にシードを獲得。
チームの流れを変える偉大なエースでした。
○内田隼太
鎌田の高校時代からの1年後輩です。内田も入学時から期待されていましたが、下級生時はなかなかメンバー入りできず。それでも3年次にポテンシャルを発揮し始めると、一気にスターターに定着。
箱根では1区9位とハイペースのレースを生き残り、2区鎌田の好走をアシストしました。
そして、鎌田の卒業後は内田が鎌田の足跡をなぞるかのようにエースとして躍動します。
最後の箱根では当然のように2区を任されて区間8位と好走。一度もシード圏外に落ちることなく7位に入った法政大の戦いの流れを作りました。
鎌田→内田と続く偉大なエースの系譜ですが、次のエース候補もしっかり準備されています。
それが、前回の箱根で1区を走った松永伶です。
松永も内田と似たようなキャリアを歩んでおり、2年次までは表舞台に出ていませんでしたが、3年次に大ブレイク。関東インカレ5000mでの鮮烈なスパートで存在感を示すと、箱根では1区3位の好スタート。
学生ハーフでも3位に入賞してユニバーシアード代表も決めており、新エースとしての風格が出てきました。
3年次1区好走→4年次2区好走
という黄金パターンが確立されてきた法政大。エースに襷を渡した選手が翌年のエースになるのは何とも美しい流れですね。
松永のエースとしての活躍は疑う余地もありませんが、次期エースとして1区を走る選手が誰になるかにも注目していきたいです。
3年生では小泉や武田といった選手がそのポジションになってくれたらと思います。
脈々と受け継がれていく法政大のエースのバトン。今年はどんな軌跡を辿るのか要注目です。
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