こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と結果について振り返るシリーズ最終回にして番外編。あの興奮をもう一度!
今回は関東学生連合の箱根駅伝を振り返ります。
往路:19位相当
復路:19位相当
総合:20位相当
〇関東学生連合とは
当ブログで関東学生連合について触れることは少ないので、改めて説明したいと思います。
まず、関東学生連合とは“箱根予選会で敗退した選手が集まるチーム”です。オープン参加のため、チームとしての記録も区間記録も参考記録となります。
箱根駅伝に出られないようなチームの選手でも箱根路を走る経験ができることが存在意義となっています。
そんな学生連合には様々な思いを持った選手が集まります。惜しくも箱根駅伝を逃したチーム、箱根駅伝から遠ざかってしまっているチーム、箱根出場に向けて強化途上のチーム。そんなチームを代表する選手の走りは記録に残らないとは言え、見逃したらもったいないのです。
〇関東学生連合の区間オーダーが決まるまで
まずはエントリーされる16人の選び方について紹介します。
箱根予選会において
(1) 箱根予選でチームが本選出場を逃す
(2) チーム内で箱根駅伝に出走したことのある選手を除いて最上位
以上の条件を満たしている選手のうち上位16名が関東学生連合として箱根駅伝にエントリーされることとなります。つまり、箱根駅伝を走ったことのない選手しか選ばれないことになっています。また、監督は例年、予選会次点のチームの監督が務め、続く順位の監督が2名、コーチを務めます。しかし、今回は予選会次点の神奈川大の選手が学生連合に選出されなかったこともあり、次々点の中央学院大の川崎監督が学生連合の監督を務め、日大の河野コーチと麗澤大の山川監督がコーチを務めました。
続いて16人から出走する10人を決める方法について紹介します。
ここはその年の監督によって変わる部分もありますが、基本的には箱根予選で上位に入った選手がそのままメンバーに選ばれることが多いです。
今年はコンディション不良の関係で一部外れた選手もいますが、基本的には箱根予選上位の選手がそのまま出走しています。
区間配置としては、予選会でトップの選手が1区、次点の選手が2区となることが多いですが、今回は予選会トップの新田(育英大)が順当に1区に入ったものの、次点の長谷川(流経大)がメンバーから外れ、3番手の橋本(芝浦工大)も5区に回ったため、4番手の工藤(麗澤大)が2区に入りました。
〇結果
1区新田(育英大)がスローペースの展開の中で勇気をもって1人飛び出します。1月2日の朝を独り占めするような鮮烈な独走劇。最後に脚が痙攣して逃げ切りとはなりませんでしたが、区間3位相当で繋ぎました。
2区以降は他校のスピードに抗えず、4区では最下位相当まで順位を落としますが、5区橋本(芝浦工大)も区間9位相当の好走で19位相当まで順位を上げます。
例年健闘することも多い復路ですが、今回は苦戦が続きました。9区皆川(筑波大)が区間16位相当と一矢報いましたが、その他の区間はなかなか厳しく、総合20位相当でのフィニッシュとなりました。
○感想
今回はレースとしては厳しい戦いになったものの、要所で好走する選手が現れてくれました。
特に新田の快走はメディアでも大きく取り上げられ、一時は大学のHPのサーバーがダウンするほど注目が集まりました。
育英大はまだ新設校でチームでの箱根駅伝出場はありません。それでも、今回の新田のように個で戦える選手がいることを証明していくことが、近い将来のチームでの箱根駅伝出場に繋がっていきます。
このような底上げができる学生連合。その存在や選考方法などについては賛否両論ありますが、ぜひ継続していってほしいチームです。
箱根駅伝の振り返りはこれで終了です。長い間でしたが、お付き合いいただきありがとうございました!
4月からはまた来年の箱根駅伝に向けたシリーズをお届けしようと思います。
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