箱根駅伝振り返り2023~東洋大~

東洋大

こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と結果について1校ずつ振り返るシリーズ。あの興奮をもう一度!

今回は東洋大の箱根駅伝について振り返ります。

往路:11位

復路:6位

総合:10

今季は春のトラックシーズンから例年以上に存在感を示していましたが、駅伝シーズンに入ってエースの松山が故障で全休。スターターも確立できず、出雲、全日本と苦しい戦いが続いた中でしたが、箱根こそは戦いに臨みました。

〇戦略

松山以外にも九嶋や熊崎といった主力が欠場、2区を走る石田も本調子ではない中での強行出場と、決してチーム状況は良くありませんでした。

2区に不安がある中、往路は1区児玉、4区柏、5区前田と経験豊富な4年生を頼る形となりました。

復路も本来なら6区九嶋、7区熊崎と並べたいところ、西村、佐藤と代役に託す形に。この部分はやや不安がありましたが、8区から先は木本、梅崎、清野と非常に強い選手たち。仮にシード争いに巻き込まれたとしても、最後は何とかなりそうなメンバーで臨みました。

〇結果

1区児玉が17位とまさかの出遅れ。2区石田もペースが上がらず、一時は最下位に転落。いきなり大ピンチを迎えます。

それでも、3区小林が3人抜きで流れを立て直すと、4区柏が2人抜き、5区前田が3人抜きで往路は11位と何とか体勢を整えます。

シード獲得が至上命題となった復路。

6区西村は序盤から快調に飛ばしたものの、後半の失速で押し戻され、7区佐藤もペースが上がらず逆に12位転落と厳しい滑り出しとなります。

もうひとつのミスも許されないほどのピンチとなりましたが、8区木本が区間賞の激走で流れを取り戻すと、9区梅崎で遂にシード圏内突入。10区清野も後ろから迫る東京国際大から何とか逃げ切って総合10位。薄氷のシード獲得となりました。

〇感想

今回の箱根は近年の東洋大にとって最も苦しいレースとなりました。これだけ主力がメンバーから外れて、序盤出遅れるとなると、さすがの東洋大でもシード確保が精一杯でしょう。

それでも、一歩間違えれば終戦となってしまうような厳しい状況からシード獲得まで押し上げられたところに東洋大の底力を見ました。

しかも、ゲームチェンジャーとなったのは3区小林や8区木本といった、いわゆる「エースではない」選手たち。予想外の選手がヒーローとして現れてくるからこそ、東洋大は強豪であり続けるのだなと感じました。

総合10位という結果は決して喜べるものではないと思いますが、それでも10位にしては強すぎるほど強さを感じるレースとなりました。

〇今後に向けて

今回走った選手の中からは児玉、柏、前田、木本、清野の5選手が卒業します。下級生時から重要区間を担ってくれた前田や児玉、マラソンランナーとして名を上げた柏や清野、最後に救世主となった木本と、エースの脇を支える頼もしい選手たちの卒業の穴は決して小さくないと思います。

それでも、来季はエースの松山や次期エース候補の緒方、主力の九嶋や熊崎といった選手たちが戦線復帰してくるでしょう。今回の箱根で梅崎や小林も1ランク上の選手になってきました。

今季は苦しかった石田もまだまだこんなものではないはず。

派手さはないものの、来季はダークホース的な立ち位置から上位進出を狙えそうです。

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