箱根路を駆けた名選手たち~岩見秀哉~

OB紹介

こんにちは。月に1度のシリーズ「箱根路を駆けた名選手たち」です。今回、紹介する選手は岩見秀哉(青山学院大卒)です。

 

今の高速化した箱根駅伝において、ひとつのミスが命取りとなってしまいます。それだけ気が抜けない戦いになるのですが、一方で“失敗”は誰にでもあるものです。

岩見は下級生時に箱根駅伝で大苦戦する経験をしました。

それでも、その経験を糧に大きく成長し、翌年には優勝を決めるほどの活躍を見せています。

全てが上手くいくわけではない人生、その中で大きな成長を遂げた岩見の熱い箱根駅伝を紹介します。

 

〇高校時代

兵庫県の須磨学園高校出身の岩見。強豪校ながら1年次から主力を張っており、1年次には全国高校駅伝3区21位、2年次には4区5位と主要区間で好成績を残しています。

5000mのタイムも14分6秒と優れており、駅伝ファンからも注目されている選手でした。

 

〇大学時代

■1年次

高校卒業後は箱根駅伝3連覇中の青山学院大に進学した岩見。当時は4年生に田村や下田、3年生に森田や小野田、林といった強すぎるメンバーが揃っていたこともあって、1年次はレギュラー争いに絡めませんでした。

 

■2年次

この年も出雲、全日本と連勝して盤石の布陣を築いていた青山学院大。層の厚いチームの中でチャンスがなかなか回ってきませんでしたが、11月にメンバー選考レースである世田谷246ハーフで2位に入って一躍注目を集めるように。

このレースで上位に入った選手は代々箱根駅伝で好走していることもあって、岩見も箱根ではいきなり主要区間の4区に起用されることになったのです。

 

3区森田の区間賞の激走もあって先頭で襷を受けた岩見。

大きな期待を持って走り出しましたが、8秒後方からスタートした相澤(東洋大)がものすごい勢いで突進、岩見も動揺したのかペースが上がりません。

全く力を発揮することができず区間15位。小田原中継所に到着したときには先頭と3分半の大差がついており、優勝争いから脱落してしまう悔しい走りとなりました。

 

■3年次

前年で箱根駅伝の連覇は止まったものの、復路では圧倒的な走りを見せるなど、まだまだ優勝候補筆頭として君臨していた青山学院大。

出雲も全日本も優勝争いに絡む中、岩見の出番はなかなか訪れませんでしたが、勝負の箱根では8区で再びメンバー入りを果たしました。

 

このレースは前年岩見に敗れる形で補欠に回った吉田祐が4区で区間記録更新の大爆走。青山学院大が首位を快調に走っていましたが、前年王者の東海大も復路で意地の追走。

岩見が襷を受けたときには2分のリードがありながらも、後方から東海大は前年MVPで区間記録保持者の小松が追いかけてくる展開。

 

前年の4区と同じような展開で心配の声も上がりましたが、この1年間で岩見は見違えるほどたくましく成長していました。

 

区間賞こそ小松に譲ったものの、詰められたタイムは僅か1秒。岩見が東海大の追い上げムードを止めたことで、青山学院大は見事に王座奪還を果たすこととなったのです。

 

■4年次

遂に最終学年を迎えた岩見。強力世代が卒業し、近藤や中村といった2年生世代が主要区間を担うチームの中で、岩見はバランサーとして全日本から出場していきます。

しかし、若手たちも最初から上手くいくわけではありません。

全日本では2区近藤が区間14位と出遅れてしまいますが、岩見は2人抜きの区間4位と追い上げに一役買います。

チームはアンカー対決に敗れて優勝こそできなかったものの、7区で首位に浮上するなど、出遅れてなお強し、と思わせる駅伝ができました。

 

最後の箱根駅伝。

岩見は前年と同じ8区を任されます。

 

しかし、全日本に続いて序盤が上手く流れませんでした。箱根連覇を目指して戦ったものの序盤から苦戦し、往路終了時は12位。優勝争いどころかシード争いに巻き込まれることになります。

それでも、岩見は区間3位の激走で2つ順位を押し上げます。

最終順位は4位まで上がり、復路優勝を果たしたことが翌年の総合優勝に繋がっていったのです。

 

〇社会人時代

卒業後は同期の吉田圭太と共に住友電工に入社。入社1年目からさっそくニューイヤー駅伝で5区に起用されるなど、そのタフさが上のステージでも重宝されています。

 

〇最後に

箱根駅伝は全ての選手が力を出し切れるものでもありません。華々しく活躍する選手がいる一方、苦い経験をする選手だっています。岩見だって初めて出場した箱根では苦しい走りになりました。それでも、復路の先輩たちが復路優勝を果たすほど猛烈に追い上げたからこそ、翌年の復活優勝に繋がりました。

 

そして、岩見も最後には出遅れたチームメイトをカバーするような激走でチームの歴史を繋いでいきました。

 

これこそが青山学院大が常に最上位校であり続ける理由です。

 

今のチームのエースである近藤だって中村だって、当初は苦しい走りを経験しながらも、頼りになる大黒柱へと成長していきました。

 

先日の全日本ではエース候補として2区に起用された白石が思うように走れず、悔しい思いをしましたが3区以降の上級生がダイナミックに追い上げました。

 

岩見がど真ん中で繋いできた青山学院大の伝統は今も続いているのです。

 

 

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