こんにちは。シリーズ「キーワードで新チームを読む」新チームとなった各大学の注目点をキーワードと共に紹介していきます。今回は順天堂大を紹介します。
順天堂大の今季のキーワードは「令和のクインテット」です。(ちなみに前回は「エース争い」でした。【順天堂大】エースは誰?贅沢な悩み | 100倍楽しく箱根駅伝を見る方法 (100hakone.net))
昨年の記事で順天堂大にはエース候補の選手がたくさんいると紹介しました。記事では三浦、野村、伊豫田をエース候補として紹介しましたが、彼らに加えて四釜が頼もしいエース格へと見事に成長。
彼らの活躍もあって、箱根駅伝では準優勝を果たすなど大躍進を果たしました。
そんな順天堂大の今季のキーワードは「令和のクインテット」です。
クインテットとは五重奏という意味。
ある選手たちのまとまりのことを3人だとトリオ、4人だとカルテット、5人だとクインテットと呼ぶことが多いです。
長門監督は今季の4年生世代に対して、令和のクインテットになってほしいと期待を寄せています。
ちょっと古い話ですが、順天堂大には2003年頃に駒澤大との紫紺対決を演じていた”クインテット”と呼ばれる5人組(岩水、入船、野口、奥田、坂井)がいました。
彼らのように強い世代になってほしいという思いを込めて、令和のクインテットという言葉を使っているのでしょう。
そんな令和のクインテットとして期待しているのが野村、伊豫田、四釜、平、西澤の5選手です。
彼らは台頭してきたタイミングが違えば、走りのタイプも違います。
でも、そんな5人がどうしようもなく愛くるしくて、強くて、魅力的なんです。
今回は令和のクインテットを1人ずつ簡単に紹介します。
○野村優作
このチームの中で、最もエースと呼ばれることの多い選手です。野村は2年次に飛躍を果たし、箱根でも2区10位と他校のエース達と渡り合っています。速いペースで押していくことができる走りがとても魅力的で、ゲームの流れを変えることのできる選手です。
昨季は体調不良もあって、やや不完全燃焼のレースが目立ちましたが、本調子に戻ったときにはエース区間で互角以上に戦える存在です。
○伊豫田達弥
学生長距離界屈指のゲームチェンジャーです。全日本では2区や3区、箱根では3区といった前半のスピード区間を任されることが多く、毎回のようにゴボウ抜きを披露しています。伊豫田がいるおかげで、多少出遅れてもなんとかなるという安心感がチームに生まれています。
○四釜峻佑
チームで一番のタフガイです。関東インカレハーフで日本人トップを獲るなど躍進を果たした昨季、出雲では6区、全日本では8区、箱根では5区と最もタフな区間を任され続け、いずれも区間5位以内と素晴らしい走りで応えました。
タフな区間でアドバンテージを取れる四釜の存在が順天堂大の強さの源泉のひとつとなっています。
○平駿介
伊豫田と同じく、前半区間で戦ってくれる選手です。昨季は出雲2区でほぼ区間賞の好走を見せると、全日本、箱根ではスターターを任されました。1区ではそれぞれ区間2桁順位でしたが、経験を積んだ今季は本来の力を発揮できるはず。野村でも四釜でも伊豫田でもない選手が1区を走る、ということが大きいです。1区のスペシャリストになってくれそうな予感です。
○西澤侑真
令和のクインテットのラストピースです。この世代で最初に頭角を現したのがこの西澤で、1年次から全日本6区3位、箱根8区9位と好成績を残します。しかし、2年次以降は調子が上がらないことも多く、徐々に鮮烈な活躍を見せる同期たちの影に隠れるように。
それでも、前回の箱根では7区で駒澤大との激しい2位争いを展開。脚を攣りながらの激走からは西澤の強い気持ちが伝わりました。
今季は主将を務めており、個性豊かな同期たちをまとめるリーダーシップにも期待されています。
いかがだったでしょうか。
長門監督が期待を寄せる「令和のクインテット」
1学年下の三浦や石井も強いですが、チームの土台を支えているのはこのクインテットです。
個性豊かな彼らを箱根駅伝の舞台で見ることができるのはあと1回。
寂しい気持ちもありますが、最後まで彼らの雄姿を見届けたいです。
みなさんも令和のクインテット最後の戦いに注目してみてください。
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