こんにちは。シリーズ「キーワードで新チームを読む」新チームとなった各大学の注目点をキーワードと共に紹介していきます。今回は国士舘大を紹介します。
国士舘大の今季のキーワードは「選ばれるチーム」です。（ちなみに前回は「ヴィンセント」でした。【国士舘大】ヴィンセント、集大成へ | 100倍楽しく箱根駅伝を見る方法 (100hakone.net)）
ここ最近は箱根駅伝常連校となっている国士館大ですが、チーム構成としては、エースの留学生ランナー＋たたき上げの粘り強い選手たち、といういい意味で弱者の戦い方をする形となっています。
なので、高校時代から実績のある選手はほとんどいません。
だからこそ、2年前に5000m14分1桁のベストを持つ遠入と山本龍が入部してきたときには大きなインパクトがありました。
入部当初からチームトップクラスのタイムと戦績を持った即戦力が入部してくるなんて、なかなか考えづらいことだったのです。
彼らの加入によって勢いづいたのか、ここ最近の国士館大は着実にステップを上がっています。
そして今季、遂に今までで一番強いルーキーがチームに加わることになったのです。
その名は岩下翔哉。
大分東明高校時代に記録した5000ｍ13分55秒はなんと国士館大でトップ。いきなりチーム最速の選手が入部してきてくれたのです。
岩下は持ちタイムがいいだけでなく、全国高校駅伝でも4区5位と好成績を残しています。
これは国士館大がとうとう、こんな強い選手にも選ばれるチームになったということを表しています。
それこそが今までこつこつと箱根駅伝出場を続け、少しずつ健闘できる区間を増やし、期待が持てるチームへと育ってきたという成果なのです。
この出来事が国士館大にとっての、ひとつのターニングポイントになる可能性は十分にあります。
全国トップクラスのルーキーと選ばれるチームへと育った国士館大。
いよいよシード獲得に向けて、本気で整いつつあるようです。
みなさんもそんな国士館大の戦いに注目してみてください。
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