こんにちは。箱根駅伝に向けて注目してほしい選手を様々な切り口から紹介するスピンオフ企画第3弾。今回のテーマは「絶望より這い上がりし男たち」です。
箱根駅伝を走る選手にはそれぞれドラマがあります。4年間活躍し続ける選手がいる一方、故障や予期せぬブレーキなど、大きな困難と戦うことになる選手もいます。
でも、そんな困難を糧に大きく成長し、箱根駅伝で活躍する選手がいます。
例えば、青山学院大の岩見は2年次にブレーキを起こして優勝を逃す一因となってしまいましたが、翌年は8区で前年MVPの選手の追い上げを躱して優勝をほぼ決定づける快走を見せています。
今回は岩見のように、絶望から這い上がって箱根駅伝で活躍してくれそうな選手を紹介します。
〇竹石尚人(青山学院大4年)
2年次には山上りの5区で首位の東洋大を大きく追撃する好走で優勝に貢献した実力者です。しかし、3年次には区間13位と失速すると、4年次は故障で欠場。不完全燃焼で箱根路を後にするかと思いきや、留年してもう一度箱根駅伝に挑戦する決断をしました。
それでも5区には前回区間2位の快走を見せた飯田がいて、さらに2年生の脇田も元気に準備を進めている状況。レギュラー争いは熾烈を極めていますが、竹石は好調をキープして出番に備えています。
卒業後は一般就職するため、ビッグレースはこれが最後。誰よりもこの箱根に懸ける思いは強いはずです。竹石の有終の美が見たいですね。
◯臼井健太(國學院大4年)
1年次に國學院大の出世区間である山下りの6区を走ると、2年次には箱根予選で好走して全日本でも1区を任されるなど、浦野世代の次のエースとして期待されていた選手です。しかし、その後は長い間故障に苦しみ、昨季の國學院大の快進撃にも加われませんでした。
それでも、臼井は強くなって戻ってきました。
2年ぶりの大学駅伝となった全日本では、前半のエース区間2区で6位の好走。藤木、中西大の2枚看板以外で前半区間を走る選手に不安があった國學院大ですが。その穴は臼井が埋めてくれそうです。
○大保海士(明治大4年)
1年次に箱根予選、全日本共に出場しましたが、その後の主要大会は3年次に箱根予選に出場したのみ。しかも3年次は個人305位とチームの力になることができず。箱根予選敗退から這い上がってきたチームの中で徐々に存在感を失っていきました。
しかし、今季は好調をキープして全日本6区の出場権を獲得すると、ここでチームを先頭に引き上げる大活躍。
層がとんでもなく厚くなった明治大の中でも頼れる選手として存在感を再び発揮しています。
復路で切り札的な活躍を期待できるのではないでしょうか。
○西山和弥(東洋大4年)
西山がこの企画で紹介されるようになるとは、数年前には考えられませんでした。何せ1年次、2年次ともに箱根駅伝で1区区間賞を獲得しているのです。日本選手権入賞も果たしており、学生トップクラスのランナーとして注目を浴びていました。
しかし、昨季は故障を抱えながら走ったこともあって、三大駅伝全て区間2桁と信じられないような走りが続きました。
でも、故障も癒えて華麗に復活。10000mでは28分3秒と今季日本人学生トップのタイムを叩き出しています。
全日本こそ連戦の疲労が抜けきらなかったのか、7区11位と苦戦しましたが、もう大丈夫でしょう。
最後の箱根では、再び西山の軽快ながら圧倒的なスパートを見ることができるのではないでしょうか。
○加藤純平(東京国際大4年)
2年次に山上りの5区を任されますが、区間21位と大失速。順位も10位から、シード権が大きく遠ざかる17位まで落としてしまいました。そして前回はレギュラーから外れることに。
それでも、今季は再び調子を上げており、久々の駅伝となった全日本でも5区13位と粘走。強い世代が抜けたチームを盛り上げています。
元々適性があって山上りを託されているのは確か。3年越しのリベンジが見られる予感がしています。
○ポール・オニエゴ(山梨学院大3年)
最後に紹介するのは逆境を乗り越えてレギュラーを掴んだ留学生です。
オニエゴはニャイロに続く留学生ランナーとして来日しましたが、先代の留学生とは違って即戦力ではありませんでした。
1年次にはあえなくレギュラー落ち。箱根予選、本戦ともに出場することができませんでした。
すると2年次には後輩として速い留学生のムルアが入学。いよいよオニエゴが大舞台に現れることは難しくなってきました。
しかし、その中でも腐らずひたむきに続けてきた努力が花開き始めます。
今季は10000mの自己ベストを28分30秒まで伸ばすと、ムルアが欠場したこともあって初めて箱根予選に出場。
ここで個人19位とチームトップで走破すると、全日本でもエース区間の7区で3位と好走。立て続けに好走を連発し、もはやムルアを超えたエースとして活躍しています。
入学当初から爆走する“留学生”ではありませんが、ひとつずつ階段を上ってきたオニエゴだからこそ魅せることのできる熱い走りがそこにあります。
いかがだったでしょうか。みなさんもぜひ、絶望を乗り越えて箱根路に挑む選手たちの熱い走りに注目してみてください!
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