箱根駅伝2020振り返り~神奈川大~

神奈川大

こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と結果について1校ずつ振り返るシリーズ。今回は神奈川大の箱根駅伝について振り返ります。

往路:17位

復路:13位

総合:16位

2年前に全日本大学駅伝を制しながら、昨季は各大会いずれもシード権を取れず、今季は全日本予選を敗退と苦戦が続いていた神奈川大。それでも箱根予選では突き抜けて速い選手はいなくとも、平均的に高い走りで2位通過と上昇の気配を見せていたため、箱根本戦でも一旗あげられるのではないかと期待されていました。

〇戦略

エース格の安田共が欠場、さらに1区を予定していた荻野が故障で10区に回る苦しい台所事情に。1区の代役には三大駅伝初登場の西方を抜擢しました。2区は前回走った越川ではなく、総合力で勝負する北崎を起用。往路は2区まで耐えて、3区に回したスピードエースの越川と次期エースの5区井手で勝負する戦略。

復路は箱根予選でチームトップだった森を起用した6区、直前に調子を上げてきた川口が入った7区で流れを作り、最後は荻野の勝負強さに賭けるオーダーでした。

一度流れを作れればキープできる選手を並べられたので、とにかく序盤が重要でした。

〇結果

1区西方がハイレベルな1区を12位で乗り切る大健闘。しかし、2区北崎が区間最下位に沈んで流れが途切れてしまいました。浮上を託された3区越川も区間17位と思うように走れず。5区井手の区間6位の好走こそ光りますが、往路終了時には17位とシード権は絶望的な位置で終えることになりました。

それでも、復路では見せ場を作りました。6区森が一斉スタート組の中でも存在感を発揮する走りで勢いをつけると、7区川口も区間8位の好走で続きます。8区安田響、9区古和田も持てる力はしっかり発揮できたように思います。10区荻野は故障明けにも関わらず前半から飛ばす積極性を披露。最後は苦しくなりましたが、どこか爽快感のある16位でのフィニッシュでした。

〇感想

とにかくエース格の足並みが揃わなかったことが今回16位になった要因でしょう。特に4年生では安田共が欠場し、荻野が主要区間を外れ、越川も失速するとなるとさすがに流れを作るのは難しいです。

逆に言えば、彼らが万全の状態で臨めていれば、少なくともシード争いには絡めていたという手応えはありました。西方、森、川口など箱根駅伝初登場の選手たちが状況に左右されずに区間10位前後では走れています。

高速化には対応できなかったものの、底上げは確実にできている。そんな印象の神奈川大でした。

〇今後に向けて

チームを支えてきた越川や荻野といった主力が卒業し、またチームの作り直しとなります。来季は井手、北崎がエースになるでしょう。今回は明暗が分かれましたが、2人ともエース区間で十分に戦える選手です。そして下級生には今回健闘した西方、川口、安田響のほか、ポテンシャルの高い落合や呑村といった選手も控えています。前評判は決して高くないかもしれませんが、静かに好勝負を展開できるチームとなりそうです。

オンラインサロン(100倍楽しく箱根駅伝を見る集団)

への参加や

オープンチャット(100倍楽しく箱根駅伝を見るところ)

への参加もお待ちしておりますので気になる方はラインにてメッセージください!

各種お問い合わせもこちらから!

↓↓

友だち追加

お待ちしております!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました