全日本大学駅伝を熱く振り返る②

全日本大学駅伝

こんにちは。

先日行われた全日本大学駅伝を熱く振り返るシリーズ第二弾!

今回は全日本大学駅伝6位~10位のチーム(東洋大、帝京大、順天堂大、國學院大、東京国際大)についてまとめます。

 

6位:東洋大

収穫:中間層が粘りに粘る

東洋大は今回、主力の吉川、鈴木、蝦夷森が出走漏れした上に、エースの西山と宮下を7区8区に配置。1区から6区まではいささか不安の残る陣容となりました。

それが6区終了時に先頭と20秒差の位置につけたのです。優勝候補がブレーキをしたりごぼう抜きをしたりと出入りの激しい展開でしたが、東洋大は実に安定した位置で戦い続けることができました。

児玉、松山、佐藤、腰塚といった新戦力も、大澤や前田といった中間層の選手も必死に上位の流れに食らいついた経験はとても大きいです。

7区西山が奮わなかったものの、彼が本調子で走っていれば優勝さえ見えた全日本。

やはり東洋大は侮れない。そう思わせるレースでした。

 

・箱根に向けて

山上りには宮下がどっしり構えているため、平地のエース区間をどう工面するのかが課題です。優勝するためにはもうひと押しのパンチ力がほしいところ。今回経験を積んだ松山や佐藤の成長、西山、吉川、鈴木、蝦夷森といった主力の復調で賄えるかに注目です。

 

7位:帝京大

収穫:エースの失速を全員でカバー

帝京大は1区小野が18位とやや出遅れたものの、2区小野寺が7人抜き、3区鳥飼が6人抜きと一気に取り返し、首位が見える位置でエースの遠藤に襷を渡すという理想の展開を作ることができました。

しかし、その遠藤がまさかの失速でむしろシード圏外へ。

それでも5区橋本、6区増田と冷静に追い上げてシード圏内に舞い戻ると、7区星も國學院大の実力派エース藤木から逃げ切る殊勲の走り。

まさかの展開にも挫けず力を出し切る帝京大、本当に強靭なチームです。

 

・箱根に向けて

今回失速した遠藤も、箱根では2年連続で快走を披露するなど相性がいいので心配いらないでしょう。

それよりも鳥飼が中堅からエース級へと力を伸ばしてきたことが大きいです。

近年苦戦している山上りの5区にハマってくれれば、いよいよ優勝が見えてきますがどうでしょうか。

 

8位:順天堂大

収穫:ロードでも渡り合えることを証明

箱根予選では圧倒的なスピードでトップ通過を決めた順天堂大。ただ、今回の箱根予選はトラックに似た周回コースでのレースだったため、駅伝でもそのスピードを十分に発揮できるのかは疑問符がついていました。

しかし、どうやらその実力は本物だったようです。

1区三浦がキレッキレのスパートで区間賞を獲得すると、その後落とした順位を4区野村が7人抜きの快走でカバー。

箱根予選のダメージから失速する選手がいたのは仕方ない部分もあります。スピードレースで真っ向から渡り合い、最後もシードを守り切ったレースからは順天堂大が本当に力をつけたことを感じさせました。

 

9位:國學院大

収穫:臼井の完全復活

頼もしい選手が帰ってきました。臼井は1年次から國學院大の出世区間である箱根6区を任されると、2年次には全日本予選、箱根予選で立て続けに好走。浦野世代の次のエースは臼井だと期待されていました。

しかし、そこから故障に苦しみ、ずっと表舞台に現れることができず。昨季の國學院大の躍進のメンバーにも加わることはできませんでした。

でも、臼井は帰ってきました。しかもパワーアップした姿で。

今回の全日本では2区を任されると、東海大や青山学院大が脱落していく厳しい展開の中で順位をしっかりとキープしてくれました。

中西大、藤木のダブルエース以外に前半区間を安心して任せられる存在が現れたことはとても大きいです。

 

・箱根に向けて

シード権こそ獲れなかったものの、特にミスなくレースを終えることができたことから見てもチーム状態は悪くないと言えるでしょう。

超強力世代の卒業から、よくここまでチームを作り直してきました。

箱根ではシード権の獲得がひとつの目標となるでしょう。

そこに向けて調子を整えるのみです。

 

10位:東京国際大

収穫:2年生中心のチームへ

昨季、全日本4位、箱根5位と大躍進を見せた東京国際大。その立役者となった伊藤世代の穴はやっぱり大きかったです。

ただ、立て直しの楔はすでに打っています。今回は2年生を5人も起用。

日本人エースになってほしい山谷と丹所を1区2区、強力留学生のムセンビを8区と軸になる区間に配置。繋ぎ区間にも宗像、堀畑を起用しました。

そしてムセンビは区間2位、日本人選手もいずれも区間10位前後とある程度まとめることができました。

伊藤世代も2年次の箱根で思いっきり壁に跳ね返されたところから、学生長距離界に大旋風を起こすまでに成長していきました。

この世代もそんな世代になるかもしれない。そんな始まりのレースでした。

 

・箱根に向けて

今回1位~9位のチームとは実力が少し開いているような印象があります。また、全日本には出場していませんが、中央大もそれらチームと同等以上の力があることを考えると、シード権獲得に向けてはややビハインドといったところでしょうか。

ただ、箱根では最強留学生のヴィンセントが満を持して登場するでしょう。彼の爆発的な走りで序盤からアドバンテージを作れるのが他校との違いとなります。

前回と同じ3区に使って1、2区を山谷丹所で凌ぐ形にするか、それとも2区で真っ向勝負を図るのか、大志田監督の采配に注目です。

 

今回はここまでにします。

続きは次回やりますので、お楽しみに!

 

 

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