こんにちは。各大学の注目点をキーワードと共に紹介するシリーズ。今回は早稲田大を紹介します。
早稲田大の今季のキーワードは「世代最強」です。(ちなみに前回は「4年生」でした。)
“世代最強”という言葉には魅惑的な響きがあります。
何せ、最強は一人しかいません。その称号を手にした選手はとてもかっこいいです。
そして、早稲田大には高校時代に世代最強と呼ばれた選手が2人もいます。
それが中谷雄飛(3年)と井川龍人(2年)です。
彼らは高校時代、まさに最強でした。日本人にはほぼ敵無し、留学生に割って入る強さで大きなインパクトを残しています。
そんな彼らは必ずしも大学でも順風満帆というわけではありません。今それぞれの学年でトップの活躍をしているといえば、他の選手が思い浮かぶでしょう。
でも、彼らには他の選手とは違うパワーがあります。底知れぬ可能性があります。そんな選手が2人もいる早稲田大は強いです。
では簡単に彼らのここまでの競技人生を振り返ってみます。
○中谷雄飛
長野県の佐久長聖高校時代、1年次から全国高校駅伝に出場すると、2年次には3区3位の快走。しかもこのときは留学生相手に首位を守り切るというものすごい走りでした。
そして3年次はインターハイ5000mで日本人トップをかっさらうと、全国高校駅伝1区区間賞、都道府県対抗駅伝5区区間賞とエース区間を制覇、日本クロカンも優勝するなど、まさに無敵のエースでした。
早稲田大でも1年次から出雲駅伝では3区で4人抜き、全日本も3区で7人抜き、箱根では1区で自らペースを作りながら4位で繋ぐなど、いきなり大活躍を見せます。
しかし、2年次に壁にぶつかります。目標としている日本選手権やインカレの時期に調子を合わせることができず、箱根予選も故障で欠場します。
なかなか思うような結果が出ませんでしたが、間に合わせた全日本では3区6位と粘走、箱根でも前年以上にハイレベルな1区を積極的に走って6位で繋ぐなど苦しみの中でも結果を残す意地を見せました。
そして、2月には10000m28分27秒とトラックでも待望の好タイムをマーク。いよいよ壁を乗り越えてきた印象です。
○井川龍人
熊本県の九州学院高校では1年次から全国高校駅伝の主要区間である3区を任されるなど、早くから頭角を現していました。2年次にはインターハイ5000mで1学年上の中谷に次ぐ日本人2位、全国高校駅伝でも中谷と1秒差の1区2位、中谷がいなかった都道府県対抗駅伝では1区区間賞と圧倒的な強さを見せつけます。
3年次もインターハイ、国体では日本人トップとほぼ敵なしの状態が続きます。最後の駅伝シーズンは不完全燃焼に終わりますが、世代最強は井川で間違いありませんでした。
早稲田大でも5月に5000mの自己ベストを更新、箱根予選でも個人44位とさっそく結果を残しますが、肝心の駅伝シーズンは全日本1区16位、箱根3区14位とゴールデンルーキーにしては物足りないまま終わってしまいました。
このようにお互い、大学では山あり谷ありとなっていますが、ハマった時の爆発力は誰よりも高いのは事実です。大きくゲームの流れを変えられます。
高校時代、最強だった中谷と井川。ライバルでもあった2人が当時のような圧倒的な強さを見せつけたとき、早稲田大は再び優勝争いに戻ってくるのでしょう。楽しみに待ちましょう。
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