こんにちは。シリーズ「キーワードで新チームを読む」新チームとなった各大学の注目点をキーワードと共に紹介していきます。今回は中央大を紹介します。
中央大の今季のキーワードは「能動」です。(ちなみに昨季は「山下り」でした。【中央大】山下り=土台の法則!? | 100倍楽しく箱根駅伝を見る方法 (100hakone.net))
前回の箱根駅伝では見事に準優勝を果たした中央大。
12月29日の区間エントリー発表から、当日朝のエントリー変更までの間、もっとも議論されたチームかもしれません。
その議題は「吉居大和は何区を走るのか」です。
箱根駅伝では、事前に補欠に登録されている選手が当日変更で出走することができます。
各校は他校の動向も予想しながら、当日の戦略を練らないといけないのですが、その中で最もプレッシャーをかけていたのが吉居大和の存在です。
前年には1区で1人飛び出して独走の区間賞を獲得した吉居が再び1区に来るならハイペース必至。その流れに置いて行かれないようにするためにエース格の選手を惜しみなく投入しなければなりません。
一方で吉居が1区に来ないのなら、比較的落ち着いたレース展開になることが予想されます。それなら大きくリードを作れる選手は3区以降に残しておきたい。
でも、それがわかるのはレースが始まるわずか1時間前のこと。
さすがに準備期間が短すぎます。
このように、吉居大和を補欠に隠すだけで他校に大きな揺さぶりをかけることができるのが中央大の強みです。
さらに今季は弟の吉居駿恭が兄に負けず劣らずの破壊的なスピードを身に着けてきています。
彼らをどこに起用するか。それによって駅伝全体の流れをコントロールできるのが今季の中央大です。
優勝候補は駒澤大ですが、能動的に揺さぶりをかけられる中央大の存在は嫌なはず。
こんなことができるのも豊富なタレントが揃ってきたから。王座奪還へ機は熟しています。
能動的にレースを動かせるだけの戦力を整えた藤原監督の多彩な戦略にも注目してみてください。
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