こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と結果について1校ずつ振り返るシリーズ。あの興奮をもう一度!
今回は神奈川大の箱根駅伝について振り返ります。
往路:22位
復路:16位
総合:21位
前回は上位通過候補と言われた箱根予選でまさかの敗退。主力が4年生を迎える今季は勝負の年。箱根予選はきっちり通過して、シードを狙って本戦に乗り込みました。
〇戦略
残念ながら、箱根駅伝直前に体調不良者が続出。不安を抱えた状態でのオーダーとなったそうです。その中でも、ラインナップ的には小細工無しで真っ向勝負を望んでいきました。
箱根予選で日本人3位に入るほどのエースに成長した小林篤が2区に座って、1区巻田、3区宇津野は2年前に同じ区間で好走した2人。4区に次期エースの宮本が入って、5区は叩き上げの大泉。
復路は6区秘密兵器の大岩からスタートして、8区高橋、9区佐々木と1年次以来の箱根路に臨む2人が並ぶラインナップ。
4年生7人とかなり上級生偏重のオーダーで勝負を挑みました。
〇結果
1区巻田が21位と出遅れると、2区小林篤も本来の力を発揮できず、ひとつ順位を上げるにとどまりました。3区宇津野が4つ順位を上げる好走で流れを好転させかけますが、4区宮本も区間21位、5区大泉が区間23位に沈んでしまい、往路は22位となりました。
復路は6区大岩が区間6位と一斉スタート組から抜け出した後で9区佐々木が区間14位、10区酒井が区間8位と好走を見せるなど、健闘する区間も出て、最終的には総合21位でのフィニッシュになりました。
〇感想
大後監督最後の年に本調子で臨むことができず、1人のファンとして残念な気持ちもあります。今年の4年生は4年間コンスタントに活躍した宇津野や、2年次からエースになった巻田、最後に大エースになった小林篤といった華々しく活躍した選手だけでなく、長い雌伏の時を超えて最後に箱根駅伝メンバーに戻った高橋や佐々木など多くのドラマを持った選手たちがいました。その集大成となった今大会で思うような戦いができなかったのは悔しいですが、それも箱根駅伝の厳しさのひとつです。
それでも、最後に明るい未来に繋がるような好走もありました。10区を走った2年生の酒井がシード争いの渦中にいた大東文化大とずっと並走して、むしろ彼らの逆転シードをアシストするような頼もしい走りで大きく目立ちました。
ひとつの時代の終わりとともに、新しい時代への一歩目を踏み出すような箱根駅伝でした。
〇今後に向けて
今回走った選手からは巻田、小林篤、宇津野、大泉、大岩、高橋、佐々木が卒業します。また、大後監督も退任するということで来季はほぼ作り直しのシーズンとなるでしょう。
今回箱根駅伝を走った宮本、酒井、新妻を中心に、今回箱根駅伝を走れなかった新4年生の奮起にも期待して、新しいカラーの神奈川大を楽しんでいきたいです。
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