こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と結果について1校ずつ振り返るシリーズ。あの興奮をもう一度!
今回は明治大の箱根駅伝について振り返ります。
往路:23位
復路:8位
総合:20位
近年はなかなかシードに手が届いてない明治大。杉、児玉といった経験豊富な最上級生と森下、吉川、綾、大湊といったポテンシャルの高い若手の融合でシード獲得を目指しました。
〇戦略
1区には森下や綾を差し置いてルーキーの大湊を抜擢。初の2区挑戦となる児玉と合わせて序盤は彼らの勢いに賭けました。一方、3区杉と4区森下は前回の箱根で好走した頼もしい選手たち。今季大きく走力を伸ばした吉川と合わせて3区以降は波状攻撃を仕掛けられる布陣でした。
復路は6区堀がまず強力で、7区8区は故障明けながら間に合わせてきた尾崎と綾を起用。本来なら往路を走れる彼らがここにいるのは心強いです。9区10区には成長株の鈴木と古井を置いて、流れで勝負していくことを目指しました。
往路序盤を切り抜けられれば3区以降でシード圏内に迫っていけるのではないかと見込まれていました。
〇結果
1区大湊が難しいレースの中で8位と最高のスタートを切ります。しかし、2区児玉が本来の力を発揮することができず22位に転落。3区杉は区間11位と奮闘しますが、寒さもあったのか、4区森下が区間22位、5区吉川が区間21位と下位の流れにハマってしまい、往路はまさかの最下位となりました。
一転、復路は6区堀が区間7位の好走で流れを作ると、8区綾が区間3位、9区鈴木が区間8位と区間1桁順位が連発しました。
総合順位は20位でしたが、復路だけの順位は8位と手応えのあるレースとなりました。
〇感想
今回も明治大にとっては厳しいレースとなりました。もちろん、総合20位に甘んじるようなレベルの選手たちではありません。
強力な選手たちでも一度流れを失うと、こういう結果になるという箱根駅伝の恐ろしさでもあります。
それでも復路だけの順位は8位と、流れに乗ったときには十分に戦えることを証明しています。
あと少し噛み合えばシード復権に手が届くはず。ポテンシャルは示した今回のレースでした。
〇今後に向けて
今回走った選手からは児玉と杉が卒業します。戦力的な穴は小さくありませんが、現有戦力の底上げでカバーはできるはず。森下、吉川、綾、大湊など往路の主要区間で勝負できる選手は既に揃っています。何とか古豪の意地を見せてほしいです。
ここまで読んでくださった方は
以下のリンクからブログの通知を受け取ることが出来ますので
ぜひ登録よろしくお願いいたします!!
コメント