第100回箱根駅伝振り返り~東京農業大~

東京農業大

こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と結果について1校ずつ振り返るシリーズ。あの興奮をもう一度!

今回は東京農業大の箱根駅伝について振り返ります。

 

往路:20位

復路:19位

総合:22位

 

並木、高槻のダブルエース体制も最終年。スーパールーキー前田の加入もあって、10年ぶりの箱根駅伝出場を決めました。記念大会の増枠に拾われた形ではありましたが、三本柱はとにかく強力で、どれだけ爪痕を残せるか注目されていました。

 

〇戦略

残念ながら、前田が箱根駅伝の前に故障した影響で往路を回避。1km3分ペースで刻むことならできるとのことで7区に回りました。その中では可能な限り前半に攻められる選手を置き、1区高槻、2区並木と盟友コンビでスタートダッシュを図りました。

3区に4年生の長谷部を挟んで、4区には元々次期エース候補として期待されてきた原田、5区は激坂王で存在感を発揮した吉村と往路は楽しみな布陣となりました。

復路は一転、下級生のみでの構成となりました。6区植月、7区前田、10区栗本と1年生3人と8区圓谷、9区深堀の2年生2人。前田のコンディションも含めて未知数なところは大きかったですが、ここから新しい主軸が生まれるかどうかも楽しみなところ。

1区2区でスタートダッシュを切って、あとはどこまで各選手が勝負できるか、という戦いでした。

 

〇結果

1区高槻が11位、2区並木が5人抜きで6位浮上とスタートダッシュに成功します。3区長谷部が他校の追い上げにペースを乱されたか、17位まで順位を落とすと4区5区も浮上できず、往路は20位で終えました。

復路も7区前田はきっちり1km3分ペースを刻むも区間13位。他の選手も厳しい戦いになりましたが、9区深堀が区間4位の快走を披露。総合22位でのフィニッシュとなりましたが、随所に健闘する区間もあり、充実のレースとなりました。

 

〇感想

10年ぶりの箱根駅伝。前田が万全の状態で臨めなかったことはファンの1人として残念な気持ちもありますが、それでも見どころの多い素晴らしいレースとなりました。まずは高槻と並木。1年次からずっとチームのトップを走り続けた2人が最後に母校の襷を繋げたことがとても嬉しかったです。また、2人走り終わった時点で6位と多くの強豪校を上回ったことも素晴らしいです。

また、深堀が復路のエース区間で区間4位と快走したことも大きいです。高槻と並木が卒業した後も継続して箱根駅伝に出場していくためにも、前田に続く選手がどれだけ稼げるようになるかがとても重要となります。

その中で彼に続く柱になりそうな選手の台頭があったことはポジティブなニュースです。

ひとつの集大成となり、そして新たなスタートとなるレースでした。

 

〇今後に向けて

今回走った選手からは高槻、並木、長谷部、吉村が卒業します。特にこのチームの象徴として引っ張ってきた高槻と並木の存在は計り知れません。それでも、来季は前田を中心に深堀や原田、圓谷といった好選手を軸にしたチームとなっていくでしょう。東京農業大のこれからの戦いが楽しみです。

 

 

ここまで読んでくださった方は

以下のリンクからブログの通知を受け取ることが出来ますので

ぜひ登録よろしくお願いいたします!!

ブログの更新通知登録

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました