こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と結果について1校ずつ振り返るシリーズ。あの興奮をもう一度!
今回は東京国際大の箱根駅伝について振り返ります。
往路:7位
復路:17位
総合:11位
ヴィンセント、丹所、山谷の三本柱が最終学年を迎えた勝負の年。しかし、今季はヴィンセント、山谷が故障で出雲、全日本ともに欠場。足並みが揃わずにチーム全体で苦戦することになりましたが、2人が戻ってきた箱根こそはと最後の戦いに臨みました。
〇戦略
ヴィンセントが故障明けということもあって4区に回り、花の2区は丹所が初出陣。1区は山谷が間に合い、3区は次期エースの白井。5区も今季力を伸ばしてきた川端が入るなど、往路は今できる最高火力をぶつけてきました。
復路は富永がメンバー外となった影響で6区7区は吉住、山岸と経験の薄い選手が担うことになりましたが、8区からは宗像、村松、堀畑と経験豊富な上級生を並べられました。
往路で稼げるだけ稼いで、復路で耐えるだけ耐えて、最後は上級生の底力に賭けるような戦略でした。
〇結果
1区山谷は10位と上々のスタート。2区丹所も出入りの激しい展開の中で順位をキープします。期待の3区白井が思ったほど伸びずに2つ順位を落としますが、4区ヴィンセントが3つ目の区間記録更新となる快走で一気に4位まで押し上げます。5区川端も後ろから迫るスペシャリストたちには交わされますが、それでも粘って往路は7位。
上々の位置で終えられた往路から一転、復路は出だしから苦しみます。
6区吉住が9位まで順位を落とすと、7区山岸で11位まで転落。さらに8区宗像もまさかの失速で12位まで順位を落としてしまいます。
9区村松が区間7位の好走で逆転の望みを繋ぎ、10区堀畑も序盤から突っ込んで10位争いの2チームを視界に捉えます。
しかし、相手もペースを上げたところで万事休す。無念の11位で戦いを終えることになりました。
〇感想
三冠を目指していた年に優勝争いどころかシードを落とすことになるとは。能力の高い選手たちが集まっていても、チーム状況が整わないとこうなってしまうのが今の箱根駅伝の厳しさです。
それでもヴィンセント、山谷が故障明けで丹所も本調子ではないという難しい状況の中でこれだけ戦えた。というのも一つの見方です。
シード獲得に向けてビハインドとなった状況でも、9区村松、10区堀畑は必死に前を追いかけました。彼らのように粘り強く走れる選手たちが育つのが東京国際大のいいところです。
強豪校へと引き上げてくれた世代の最後の戦い。結果こそ思うようなものではありませんでしたが、チームの歴史を紡いでいく中ではそういう回もあるでしょう。後輩たちのリベンジに期待です。
〇今後に向けて
今回走った4年生はヴィンセント、丹所、山谷、宗像、堀畑。こんなにも頼りになる選手たちが一斉に卒業する穴は計り知れません。
さらに創部当初から指揮を執ってきた大志田監督も退任するということで、チームの歴史がひとつ区切りを迎えます。
常連校となってからは最も大きな試練のシーズンとなりますが、元々新興校として一気に駆け上がってきたチームです。村松や白井といった選手がエースとして戦うことになる来季、また勢いのある戦いぶりを楽しみにしていきましょう。
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