こんにちは。シリーズ「キーワードで新チームを読む」新チームとなった各大学の注目点をキーワードと共に紹介していきます。今回は国士舘大を紹介します。
国士舘大の今季のキーワードは「エース不在」です。(ちなみに前回は「選ばれるチーム」でした。【国士館大】”選ばれるチーム”になった証 | 100倍楽しく箱根駅伝を見る方法 (100hakone.net))
ここ最近は箱根駅伝常連校となっている国士館大。本戦では7回中6回で18位以下となかなか浮上のきっかけを掴めていませんが、前評判が厳しくても毎年粘り強く箱根予選を通過しています。
ここ数年は綱島や木榑などが日本人エースとしてチームを引っ張ってきましたが、国士舘大はエース力で戦うチームではありません。
国士舘大は本当に粘り強さで戦うチームです。
そして今季の国士舘大には確立されたエースがいません。
山本龍や中島に期待がかかりますが、エースと呼ぶための実績はまだこれから積んでいく段階です。
チーム状況としてはかつてないほど厳しいと思ってもいいところでした。
でも、全日本予選では7年ぶりの出場を果たすなど、例年以上の成果が出ています。
勝因は間違いなく、全員がミスせず走り切ったことです。
8選手中、組1桁順位で走ったのはカマウだけでしたが、誰一人遅れることなく繋いだことが効いて、最終組で通過圏内に滑り込みました。
立役者の中には生駒や富岡といった新戦力も含まれています。
こうした選手たちが育ってきて、エース不在でも戦える状態まで持ってこれました。
そんな国士舘大にさらにエースが育ってきたら…?
いよいよシード権にも手が届くかもしれません。
国士舘大はワクワクさせるチームです。ぜひ注目してみてください。
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