【東京国際大】ヴィンセントは史上最強？

こんにちは。シリーズ「キーワードで新チームを読む」今シーズンの各大学の注目点をキーワードと共に紹介していきます。今回は東京国際大を紹介します。

東京国際大の今季のキーワードは「史上最強」です。（ちなみに前回は「ポスト伊藤世代」でした。【東京国際大】進撃のポスト伊藤世代！ | 100倍楽しく箱根駅伝を見る方法 (100hakone.net)）

「史上最強の箱根ランナー」とは誰になるでしょうか。

古くは瀬古利彦選手（早稲田大）か、留学生をも上回る強さを誇った渡辺康幸選手（早稲田大）か。1区で2位に4分以上の大差をつけて「空前絶後の区間新記録！」と実況された佐藤悠基選手か、4年連続5区区間賞で箱根の常識を変えた柏原竜二選手（東洋大）か。もしくは最強留学生と呼ばれていたモグス選手（山梨学院大）か、三大駅伝5回連続区間賞、うち4連続区間新で最後にはモグスの箱根2区の区間新記録をも更新してしまった相澤晃選手（東洋大）か。

いろんな最強候補の選手がいると思います。（この選手もいるよ！って方、よかったら公式LINE等で教えてください！）

でも、彼ら全員をひっくるめても史上最強なのではないか、と思われる選手が現役で東京国際大にいます。

それがイェゴン・ヴィンセント（3年）です。

彼は本当にヤバいです。

まるで近所でジョギングしているかのような、ゆったりとしたフォームなのにとんでもない速さで走り続けます。

来日からわずか2年ちょっと、彼が成し遂げてきた快挙を紹介します。

1.箱根駅伝3区区間新

1年次の箱根駅伝、ヴィンセントはそのスピードを最も活かせると見込まれて3区を任されました。エースの伊藤から襷を受けたのは8位。ですが、気づいたときには首位に立っていました(笑)

先頭を走っていた鈴木（青山学院大）もヴィンセントが迫ってきたときに「もう来たの！？」と驚き、思わず手で先に行くように、とジェスチャーをしていました。

終わってみれば、3区の走破タイムは59分25秒。まだ1年生なのに区間記録を2分も更新するアンタッチャブルレコードを樹立してしまいました。

2.箱根駅伝2区区間新

2年次になってもヴィンセントの勢いは止まりませんでした。箱根では満を持して花の2区に登場すると、今度は14位でスタートします。そして、またまたあっという間に全員ぶち抜いて首位を奪取してしまいました。