こんにちは。各大学の注目点をキーワードと共に紹介するシリーズ。今回は帝京大を紹介します。
帝京大の今季のキーワードは「三本柱」です。(ちなみに前回は「スーパーエース」でした。)
近年、帝京大は恐ろしく成長しています。かつてはシード権を取るかどうか、というチームでしたが、ここ3大会は連続でシード権を獲得。しかも前々回は5位、前回は4位と山でブレーキを起こしながらも上位に食い込むようになってきました。
帝京大の伝統的な強みは圧倒的な層の厚さです。たとえ往路で遅れても、復路で確実に上昇することができます。
そんなチームが遂に前半区間から上位で戦える布陣を整えてきました。
前回の箱根では3区終了時で4位と優勝争いに加われるレベルの位置で戦っています。
その序盤の荒波を乗り切った三本柱が全員残っており、さらに伸びしろがあるのが今季の帝京大の楽しみなポイントです。
では簡単にその三本柱を紹介します。
■小野寺悠(4年)
入学時から期待されていた選手ですが、昨季一気にその本領を発揮し始めました。出雲駅伝では圧巻の5区区間賞でその名を轟かせると、全日本では3区9位と序盤のスピード区間にも対応できることを証明。箱根では1区を任されると、超ハイレベルレースのなかでトップと19秒差と完璧なスタートを切ってくれました。
単独走、集団走を問わず力を出し切れるため、柔軟に起用できる大型選手です。
■星岳(4年)
三本柱の中で最もエース区間を走っているのが星です。昨季は出雲こそ欠場したものの、全日本ではエース区間7区でシードラインとの差をグッと詰める好走。箱根でも堂々と2区を勝ち取りました。
星は2年次に箱根10区で区間賞を獲得したように、単独走で力を発揮できる選手です。競り合いの多い前半区間では分が悪いのかと思いましたが、箱根の2区でも最初から突っ込む周りの選手を尻目に自分のペースでレースを展開。
最後に息切れした選手を拾って3人抜きとチームを完全に勢いに乗せました。このように前半区間も単独走でまとめることができる稀有な能力を持っています。
■遠藤大地(3年)
学生長距離界を見渡してもトップクラスの爆発力を持った選手です。暴れに暴れまくった1年次から一転、昨季は出雲2区9位、全日本では欠場とその勢いに陰りが見えました。
それでも、箱根では3区2位と本来の姿を取り戻しました。順位は一つしか上げていないのでそこまで注目されることはありませんでしたが、7人抜きを見せた田澤(駒澤大)を上回るタイムで走破していると考えれば、その凄さがわかるでしょう。
調子が悪いシーズンを過ごしながらも最後にはバチっと決めてくる。彼はそんなスターの条件を満たしています。
いかがだったでしょうか。彼らはエース区間を乗り切るだけでなく、エース区間で勝負できる選手たちです。もう序盤から首位争いに加わってもいいレベルまで来ています。ひとたび首位に立てば層の厚さで逃げ切れる・・・?
帝京大はもう箱根駅伝で優勝してもおかしくないチームになりました。
そんな強いチームを牽引する三本柱に皆さんも注目してください。
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