箱根駅伝2020振り返り~関東学生連合~

箱根駅伝

こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と結果について振り返るシリーズ番外編。今回は関東学生連合の箱根駅伝を振り返ります。

 

往路:19位相当

復路:19位相当

総合:19位相当

 

〇関東学生連合とは

当ブログで関東学生連合について触れることは少ないので、改めて説明したいと思います。

まず、関東学生連合とは“箱根予選会で敗退した選手が集まるチーム”です。オープン参加のため、チームとしての記録も区間記録も参考記録となります。

箱根駅伝に出られないようなチームの選手でも箱根路を走る経験ができる、ということが存在意義となっています。

そんな学生連合には様々な思いを持った選手が集まります。惜しくも箱根駅伝を逃したチーム、箱根駅伝から遠ざかってしまっているチーム、箱根出場に向けて強化途上のチーム。そんなチームを代表する選手の走りは記録に残らないとは言え、見逃したらもったいないのです。

 

〇関東学生連合の区間オーダーが決まるまで

まずはエントリーされる16人の選び方について紹介します。

箱根予選会において

(1)   箱根予選でチームが本選出場を逃す

(2)   チーム内で箱根駅伝に出走したことのある選手を除いて最上位

以上の条件を満たしている選手のうち上位16名が関東学生連合として箱根駅伝にエントリーされることとなります。つまり、箱根駅伝を走ったことのない選手しか選ばれないことになっています。また、監督は予選会次点のチームの監督が務めます。今回は麗澤大山川監督(2年連続)でした。

 

続いて16人から出走する10人を決める方法について紹介します。

例年、箱根予選の記録や11月の学連記録会の記録が上位の選手から10名を選ぶことが多いですが、今回は12月に実施した合宿の調子を見てオーダーを決めました。

1区は駿河台大のエース吉里、2区には今回選出された選手の中で最も速く箱根予選を走った山口(東京農業大)、3区は全日本3区で相澤に次ぐ区間2位の快走を見せた菅原(城西大)と序盤から有力選手を並べることができました。

他にも5区には創部2年目の育英大から外山、8区9区は連続出場が途切れた大東文化大と山梨学院大から吉井、渡邊、10区には東大の阿部と多種多様な大学から面白い選手が揃っていました。

 

〇結果

1区吉里が17位相当と出遅れると、その後は各選手大崩れすることはなくとも大きく上げることもできず、往路は19位相当でのフィニッシュとなりました。

3区菅原は区間11位相当と好走を見せますが、それでも浮上できなかったあたり、出場校のレベルの高さが窺えます。

 

復路は6区竹上(流通経済大)、8区吉井(大東文化大)が区間9位相当と勢いのある走りを披露しますが、7区宮田(麗澤大)、10区阿部(東大)が区間最下位からも大きく離れてしまったため順位は上がらず、総合19位相当のまま戦いを終えました。

 

○感想

上位を目指す、という観点からは総合19位相当という結果は悔しいですが、出場した一人一人にとっては大きな経験を得ることができました。

例えば、吉里は箱根駅伝初出場が近づいている駿河台大のエース。最上級生で迎える来季に向けて、ハイレベルな1区を経験できたことはとても大きいでしょう。

外山は創部2年目の育英大からの出場。2年で箱根の山上りの選手を輩出したという実績がチームの強化に追い風を吹かせてくれるでしょう。

吉井(大東文化大)や渡邊(山梨学院大)はチームでも中堅レベルの選手でしたが、復路でしっかり走ってくれました。この経験は自信になるでしょう。

 

今大会が未来の箱根駅伝出場に繋がっているのは間違いない事実です。前回も学生連合で5区を走った相馬がその経験を活かして、筑波大を26年ぶりの箱根駅伝出場に導きました。関東学生連合というチームは、それだけ意義のある集団なのです。

 

箱根駅伝の振り返りはこれで終了です。長い間でしたが、お付き合いいただきありがとうございました!

4月からはまた来年の箱根駅伝に向けたシリーズをお届けしようと思います。

それまで、3月中はいくつか単発記事を更新していきたいと考えています。

もし書いてほしいテーマなどあれば、LINEからお送りください。参考とさせていただきます!それではまた!

 

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