こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と結果について1校ずつ振り返るシリーズ。あの興奮をもう一度!
今回は日体大の箱根駅伝について振り返ります。
往路:18位
復路:11位
総合:17位
今季はエース藤本が関東インカレハーフで優勝したものの、その後の故障で箱根予選は欠場。大ピンチでしたが、各選手が手堅く走って箱根予選は無事に通過し、76回目の箱根路に臨みました。
〇戦略
藤本が2区に間に合ったおかげで、バランスの取れたオーダーを組めました。1区と3区はスピードのある廣澤と山崎の起用が予想されていましたが、1区山崎、3区漆畑という布陣に。彼らに割って入ったところに漆畑の充実度が窺えました。
ここまでシード付近で繋げれば、分須、吉冨と前回同区間の経験者を並べた4区5区で勝負をかけられます。
往路に戦力を投入しながらも、復路にもいい選手を残せるのが日体大の強み。特に7区名村、8区廣澤、9区盛本と並べた4年生はいずれも区間上位で走れるポテンシャルを秘めた選手。往路終了時にシード圏内に入ることができれば、復路はキープできるだけの戦力でした。
〇結果
1区山崎が9位と好スタートを切ると、2区藤本も他校のエースと渡り合って12位で繋ぎます。そして3区漆畑が区間10位と好走で応えてここまで11位。かなりの好位置で序盤を切り抜けます。
しかし、勝負したいと思っていた4区分須、5区吉冨が立て続けに区間下位に沈んでしまい、往路は18位で終えることとなりました。
それでも、復路はしっかり立て直します。6区内山から10区大森まで、全員が区間11位から14位に収める抜群の安定感で、復路だけの順位は11位。総合順位こそなかなか上がりませんでしたが、前回と同じ17位ながらも充実感のある戦いぶりとなりました。
〇感想
前回も惜しかったな、という印象でしたが、今回はより惜しかった。という印象の強い結果となりました。
エース藤本を中心に課題の序盤をクリア。あとは強みの選手層を活かしてシードライン付近で戦い続ける道筋が見えていただけに、4区5区で思わぬ失速が発生したことが惜しかったです。
一方で、彼らが本領を発揮することができていれば、間違いなくシード争いには加われていました。
下位での戦いでも区間10位程度で走れた復路の選手たち、上位での戦いになれば、もっと区間順位が上がってきたはずです。
これだけ戦える可能性を示したことがひとつの大きな収穫です。17位という順位以上にいい駅伝でした。
〇今後に向けて
エース藤本をはじめ、盛本、廣澤、名村と主力が一気に卒業します。いずれもいい走りをしてきた選手たちなので、卒業の影響は他大学と比較しても大きいです。
一方、今回往路のスピード区間で山﨑、漆畑が好走するなど、次世代のエース候補が存在感を示し始めています。
彼らを中心に、次こそシード争いで戦えるチームを育てていってほしいです。
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