こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と結果について1校ずつ振り返るシリーズ。今回は早稲田大の箱根駅伝について振り返ります。
往路:5位
復路:7位
総合:6位
今季は花田監督が就任。予選会からのスタートとなりましたが、予選会はアクシデントがありながらも上位通過、全日本でもシードを獲得するなど、確実にチームを立て直して箱根本戦に臨みました。
〇戦略
エース井川の起用区間が注目されましたが、最もスピードを活かせる3区に起用してきました。2区は高い安定感を誇る石塚が遂にエース区間デビュー。1区はルーキーの間瀬田と序盤はどうなるのかやや不確定なところもありましたが、逆に4区は佐藤、5区は伊藤とここは区間上位が見込める選手たち。
序盤に致命的な出遅れが無ければ、3区から5区で一気に順位を上げていける布陣でした。
復路は6区に置いた北村が唯一の飛び道具。7区は故障明けの鈴木、9区菖蒲は今季不調が続いていて、8区伊福と10区菅野は一般上がりのスタミナ型。7区以降で大きく順位を上げる想定はできず、6区までで作った流れをキープしてシード獲得を目指す、という戦略でした。
〇結果
1区間瀬田、2区石塚は出入りの激しい展開の中で、前にチームがたくさん見える位置で14位スタートと十分に役割を果たしてくれました。そして、勝負の3区井川が見えるチームを全部抜いて5位浮上。
4区佐藤、5区伊藤も区間6位でしっかり繋いで往路はそのまま5位。ほぼ完璧な往路でした。
復路は6区北村が区間3位の快走で3位まで浮上。その後は後方からの激しい追い上げに遭いましたが、7区以降も区間10位前後で堅実に走り切って最後は総合6位。
安定した戦いぶりでシード復帰を果たしました。
〇感想
ここ数年は高いスピードを持ちながらも、崩れる区間が出て上位進出を逃すという戦いもありましたが、今回は誰一人崩れずに走り切ってくれました。
序盤は耐えて、3区から5区でジャンプアップ、復路は堅実に繋いでいく走りで3位争いに加わりながら6位フィニッシュという戦いはおおよそ花田監督の想定通りだったのではないでしょうか。
特に伊福、菅野といったたたき上げ選手が2年目にして戦力に加わっていることもとても心強いです。
この1年間で随分と泥臭く戦うチームに変わったなという印象があります。
早稲田大は推薦枠のエリート選手と一般入部のたたき上げ選手で構成されるチームですが、まず全員がしっかり走れる土台を作ったうえでエリート選手のスピードを活かすチームになっていくのでしょう。
チームとしての進化の過程を見ているようで、今後の飛躍が楽しみになるような箱根駅伝でした。
〇今後に向けて
双璧としてほぼフル出場でチームを支えてきた鈴木と井川が卒業します。大黒柱として存在感を発揮していた2人の穴は決して小さくないですが、伊藤、石塚、山口と次期エース候補は順調に育ってきています。
ここから突き抜ける選手が出てくれば、次回はトップ3も視界に入ってくるでしょう。
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