こんにちは。シリーズ「キーワードで新チームを読む」今シーズンの各大学の注目点をキーワードと共に紹介していきます。今回は早稲田大を紹介します。
早稲田大の今季のキーワードは「山」です。(ちなみに前回は「27分台」でした。【早稲田大】史上初の27分台BIG3 | 100倍楽しく箱根駅伝を見る方法 (100hakone.net))
前回の箱根では無念のシード落ちとなってしまった早稲田大。そこから中谷、太田、千明、山口と主要区間でチームを支えてきた主力が一気に卒業し、戦力ダウンの懸念も大きいと言われています。
とはいえ、出雲や全日本では首位争いを演じるなど、元々の能力は高いチームです。
さらに、上武大、GMOでチームを育て上げてきた花田監督が新たに就任するなど、改革も進んでいます。
そんな今季の早稲田大に期待できる、ひとつの根拠を紹介します。
それは、「山の経験者が豊富にいる」ということです。
箱根駅伝において、山上りの5区、山下りの6区は特殊区間と呼ばれており、ここで大きくアドバンテージを獲ることも可能となります。
そして、これらの区間は他の駅伝には無い、唯一無二の特徴があります。
だからこそ、これらの区間を攻略するためには実際に走った経験があることが有効となってきます。
山上りのスペシャリスト、山下りのスペシャリストと呼ばれる選手がいるのもそのためでしょう。
経験者がいないチームはまず、次の候補探しに苦心することになります。
でも、今季の早稲田大には山を走ったことのある選手が上り下りともに2人ずつもいるのです。
山上りは諸冨(3年)、伊藤(2年)がそれぞれ1年次に走っています。二人とも区間順位こそ2桁ですが、それぞれほぼ同時に走り出した宮下(東洋大)に食らいつくアグレッシブな走りを披露しています。
山下りは前々回は北村(3年)、前回は栁本(3年)が担いました。北村は1年次に区間8位と好走しましたが、前回はコンディション不良でエントリー漏れ。
スピードランナーの栁本が代役として走りましたが、区間19位と苦戦しました。
このように、決して好成績を残している選手ばかりではありませんが、何より走った経験が貴重です。
そして、各選手が積極的にチャレンジしていく形のレースになっているのが素晴らしいです。
一度上手くいかなかったとしても、特殊区間でチャレンジした経験は必ず後で返ってきます。
そして、その経験をした選手が全部で4人もいるということが大きいです。
レギュラーを掴んだ選手に万が一のことがあっても、2番手として経験者を起用することができるのは大きいです。
今季成功するための投資ができている、これが早稲田大の隠れたアドバンテージなのです。
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