激動の2021年度を振り返る

こんにちは。今回が今年度最後の更新となります。2021年度は新型コロナウィルスと向き合いながら、選手たちが逞しく戦ったシーズンとなりました。

今回の記事はそんな2021年度をトピックスごとに紹介していきます。お付き合いください！

「新型コロナウィルス」

昨年に引き続き、新型コロナウィルスの影響を受けながらのシーズンとなりました。感染者数は一進一退となる中、都道府県対抗駅伝や丸亀ハーフなどの大会が中止になるなど、必ずしも例年と同じスケジュールで臨めたわけではありませんでした。それでも、選手たちは見事に適応していたように感じます。コロナ禍においても、数多くの熱戦が繰り広げられたシーズンでした。

「関東インカレ」

前年は新型コロナウィルスの影響で10月に延期されましたが、今季は例年通り5月に開催されました。最も目立ったのが順天堂大。

三浦が得意の3000m障害ではなく、1500mと5000mの2種目にエントリーすると、1500mでは優勝、5000mでも日本人トップを獲得する圧巻の走り。彼に引っ張られるように10000mでは野村と伊豫田、ハーフでは四釜、3000m障害では服部など長距離全種目で入賞を果たしました。思えば、ここから順天堂大の快進撃が始まっていたのです。

「日本選手権」

東京オリンピック代表選考レースとなった2021年の日本選手権でしたが、強力な実業団選手に交じって学生が躍動しました。

まず凄かったのが三浦（順天堂大）。3000m障害では途中で転倒しながらも、強烈なラストスパートで優勝、オリンピック代表を手中に収めました。

また、10000mでは田澤、鈴木芽吹の駒澤大コンビが2位3位に食い込む大躍進。タイムも代表内定には届かないものの27分台であり、2人の強さが際立ちました。

「全日本大学駅伝予選会」

関東インカレと並ぶ春の大一番、全日本大学駅伝の選考レースも2年ぶりに開催されました。このレースでは毎年涙を飲んでいた中央大が遂に本戦出場を決めたほか、駿河台大も次点に食い込むなど、例年とは勢力図が変わってきたことを感じさせました。

「東京オリンピック2020」

7月に開催された東京オリンピック、学生長距離界からは先の日本選手権で優勝を果たした三浦（順天堂大）が3000m障害代表として出場しました。

チャレンジレースとなった東京オリンピックですが、予選で日本記録を更新して決勝進出。そして決勝でもラストスパートが炸裂して7位入賞。

トラック種目で、しかも学生がオリンピック入賞を果たすというものすごい快挙でした。

「戦国駅伝」

今年も出雲、全日本、箱根全て優勝校が変わる戦国駅伝となりました。しかも、それぞれ國學院大や早稲田大、順天堂大、中央大などが先頭に立つシーンもあり、まさに大混戦のシーズンでした。