こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と結果について1校ずつ振り返るシリーズ。あの興奮をもう一度!
今回は神奈川大の箱根駅伝について振り返ります。
往路:12位
復路:11位
総合:12位
前回は往路8位と健闘したものの、復路でいくつか取りこぼしがあってシード獲得に届かなかった神奈川大。今季は2年生世代が次々と台頭し、層が厚くなってきたところ。エースの呑村こそ間に合いませんでしたが、総合力でシード復帰を目指しました。
〇戦略
巻田、西方のトップ2をそのまま1区2区に持ってきました。3区にも宇津野を前回の山下りからスライド、4区は成長株の小林政を起用するなど、往路は早めに主力を投入してきました。ここまでは他校も強いので、10位から15位で繋げればOK。
5区秘密兵器の山﨑でジャンプアップを狙いました。
復路は故障明けのセカンドエース川口を7区に起用してアクセントに。あとは分厚い選手層の中から調子のいい選手を並べて、しぶとくシード付近で戦うことを目指しました。
〇結果
1区巻田が高速レースの中で11位スタート。2区西方も他校のエース達に揉まれながら12位にとどめる好発進。3区以降は序盤出遅れたチームの追い上げに遭いますが、4区終了時にはシードラインまで1分半差の15位と上々の位置で5区山﨑に繋ぎます。
そして、山﨑が期待通りにジャンプアップ。往路は10位まで12秒差の12位と手応えのある位置で終えました。
シード獲得に向けてガチンコ勝負を挑んだ復路。
各選手区間10位前後で走りますが、東海大や東洋大、法政大といったシードを争う他校がそれ以上の走りを連発したため、なかなか前との差を詰めることはできず。
10区有村が最後に早稲田大を交わしたのはせめてもの意地だったのでしょう。シードに届きそうで届かない、総合12位で戦いを終えました。
〇感想
今回、神奈川大は全チームの中でもトップクラスにミスのないレースをしました。失速した選手は1人もいません。それでも一度もシード圏内に入ることなくレースが終わってしまいました。
これはもう、ミスなく繋ぐだけではシードには手が届かないほど、今の箱根駅伝のレベルが上がっていることを示しています。
それでも前回の課題であった、「取りこぼしなく繋ぎ切る」ことができたのは今回の神奈川大が成長した部分です。プレッシャーのかかる展開でミスなく走るのは簡単なことではありません。
あとは、流れを変えられる選手が1人いるだけで結果は大きく違ってくるでしょう。
復路の繋ぎ区間でもいいので、区間3位で走れる選手を。
一歩ずつステップを踏んでいる神奈川大なら、叶えてくれるはずです。
〇今後に向けて
今回走った選手からは西方、川口、横澤が卒業します。特に西方と川口は主要区間で何度も好走していた選手なだけに惜しいところですが、ここは現有戦力の底上げでカバーできそうな雰囲気はあります。
それより何より、ゲームチェンジャーの登場を待ちたいところ。
箱根経験者が7人いる新3年生世代から、突き抜ける選手の誕生に期待しています。
それができたとき、今度こそシードに手が届くはずです。
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