こんにちは。シリーズ「キーワードで新チームを読む」新チームとなった各大学の注目点をキーワードと共に紹介していきます。今回は帝京大を紹介します。
帝京大の今季のキーワードは「攻め」です。(ちなみに前回は「育成サイクル」でした。【帝京大】高速回転の育成サイクル | 100倍楽しく箱根駅伝を見る方法 (100hakone.net))
帝京大は前回の箱根では序盤からシードライン付近で戦いを展開し、復路で波状攻撃を浴びせてシード権を獲得しました。
帝京大の成功パターンは往路でシードライン付近につけて、7区以降で区間1桁順位を畳みかけてシード圏内に浮上していくというものです。
スターが集まってくるチームではなく、卓越した育成力に基づいた選手層の厚さで勝負するチームだからこその戦い方が確立していますが、今季の帝京大はもうひとつ上のステージで戦うことができそうです。
なぜなら、序盤から勝負できるエースが誕生したからです。
その名は山中博生(4年)
2年次の箱根では8区で最初の定点トップを獲るなど、積極的に勝負できるのが持ち味の選手で、前回の箱根では2区に登場。
このときは繋ぎの役割としては十分でしたが、区間16位で7位から14位に落とすなど、本人としてはやや不本意な部分もあったかもしれません。
しかし、ここから山中は大きく成長しました。
10000mに出場した関東インカレでは、超ハイペースに終盤まで食らいついた中で青山学院大のエース黒田に次ぐ4位に入賞。タイムも28分4秒と帝京大記録を大きく更新し、学生トップクラスのランナーとして名を上げました。
他校のエースたちと真っ向勝負ができて、そして勝てるレベルまで高めてきた山中。ここまで頼りになるエースが2区に構えている状態でシーズンが始まるのは帝京大の歴史上あったでしょうか。
そして、福田や柴戸、小林など山中以外にも攻め手となれる選手がこれでもかと揃っている帝京大。今季は堂々と攻め込むことができる布陣です。
シード争いから抜け出して、さらに上位争いができる可能性は十分にあります。楽しみなシーズンを迎える帝京大に注目してみてください。
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