こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と結果について1校ずつ振り返るシリーズ。あの興奮をもう一度!
今回は城西大の箱根駅伝について振り返ります。
往路:3位
復路:12位
総合:3位
前回のサプライズシード獲得から1年。今季は出雲3位、全日本5位とそれぞれ過去最高順位を更新し、集大成として箱根でも3位を目指して臨みました。
〇戦略
1区野村、2区斎藤、3区キムタイ、5区山本唯、7区林、9区平林と主力は基本的に前年と同じ区間。4区にゲームチェンジャーの山中を入れて、往路優勝も狙える布陣を組みました。
復路は経験の少ない選手も並びましたが、7区林、9区平林が間に入って整える形。
前回は5区山本唯がビハインドを取り戻す役割を担いましたが、今回は前で勝負してもらうために、序盤の選手たちがどれだけ上位で凌げるかがポイントとなりました。
〇結果
1区野村が3位と好スタートを切ると、2区斎藤がしっかり耐えて3区キムタイで再浮上。4区山中も区間5位の好走で5区山本唯に3位と絶好の位置で繋ぎます。
山本唯も前年樹立した区間記録を50秒も上回る快走を披露し、順位こそ変わらなかったものの、2位駒澤大の背中も見える位置まで追い上げて往路はゴールしました。
復路は後ろも大きく離れている中、単独3位でのレースがずっと続きました。前の駒澤大がどんどん離れていく難しさもありましたが、最後まで順位を守り抜き、過去最高の総合3位でゴールを果たしました。
〇感想
今回、城西大にとっては歴史に残るレースとなりました。青山学院大、駒澤大が異次元の強さだったことを考えると、総合3位という結果の価値の高さが伝わるはずです。
前回はみんなが耐えて、5区山本唯が稼ぐというレース展開でしたが、今回は5区に繋ぐ時点で既に3位。山本唯が表彰台を確実なものにするという役割に徹することができました。
2年前には箱根駅伝に出場できなかったチームとは思えません。エースに頼らずとも上位で走れたところにこのチームの成長が窺える、充実のレースとなりました。
〇今後に向けて
今回走ったメンバーからは山本唯、野村、山中、中田が卒業します。レースの流れを変えられて、このチームを上位に押し上げてきた主力が卒業するため、さすがに戦力ダウンは避けられません。それでも斎藤やキムタイなど新しいエースたちも堂々と勝負できるようになりました。
来季、連続でシード権を獲得できるかどうかでこのチームの未来は大きく変わります。そのためにも必要となる新戦力が育ってくるか、楽しみに見守りたいです。
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