そんなに細かくない箱根駅伝ガイド~4区&5区編~

箱根駅伝

こんにちは。「そんなに細かくない箱根駅伝ガイド~各区間紹介編~」です。今回は箱根駅伝の4区と5区についてコースの特徴や見どころを紹介したいと思います。

 

~4区~

コース:平塚中継所→小田原中継所

距離:20.9km

 

細かいアップダウンが続き、終盤には上り勾配が待ち受けているため、平地区間の中では最も距離は短いながらタイムが出づらく、難易度の高いコースとなっています。

 

平地区間の中では2区と並ぶタフなコースのため、チームの中でも特に実力のある選手を置きたい区間です。前回はこの区間で鈴木(駒澤大)、太田(青山学院大)、吉居駿(中央大)が三つ巴の先頭争いを展開。最後は秒差で先着した駒澤大がそのまま総合優勝となったことからも、この区間の重要性が感じられます。

 

★起用されることの多い選手

タフ系セカンドエース

例:佐藤(青山学院大)、伊地知(國學院大)

 

この区間の区間賞は相澤(東洋大)、吉田祐(青山学院大)、オニエゴ(山梨学院大)、嶋津(創価大)、ヴィンセント(東京国際大)と2区で区間賞を獲ってもおかしくない選手たちが獲得しています。

 

★楽しむポイント

4区の見どころは何といっても「渋い選手たちの力強い走り」です。4区を走る選手たちは1~3区を走る選手と比べると華が少々不足する部分があるかもしれません。しかし、彼らは頼もしさ溢れる走りを魅せてくれます。難コースに立ち向かう選手の雄姿を見届けてください!

 

 

~5区~

コース:小田原中継所→箱根 芦ノ湖

距離:20.8km

 

往路の最終区間にして標高差864mを駆け上がる箱根駅伝を象徴する区間です。選手の適性に左右されるところが大きいため他区間よりタイム差が付きやすいことに加え、以前は23.4kmと最長区間でもあったことから5区で区間賞を獲得した選手がいるチームがほぼ往路優勝を果たすという偏った状況になり、距離が短縮された経緯があります。それでもなお、2区に次いで大きな順位変動が起こりやすい重要区間であることは間違いありません。

 

一生懸命終盤まで上りに上った後、最後に下りが待ち受けていることからここで力尽きて大失速する選手や、場合によっては途中棄権となってしまう選手も現れます。

 

★起用されることの多い選手

1.山の経験者

例:山本(城西大)、山川(駒澤大)

経験値と適性がモノを言う区間なので基本的には前年5区を走った選手が続投するパターンが多いです。好走を重ねるといつしか「山のスペシャリスト」と言われるようになります。

 

2.前年8区を走った選手

例:高山(國學院大)、山中(帝京大)

→8区はつなぎ区間でありながら終盤に遊行寺の坂という険しい上り坂が待ち受けていることから、5区の養成区間としての一面を持っています。8区を走った選手が1年間かけて力をつけて5区に挑むということはよくあることです。

 

3.エース

例:平林(國學院大)、山崎(日体大)

ここにエースを置いて走力で箱根の山をねじ伏せにいくチームもあります。かつて、國學院大のエースだった浦野は3年次に5区に挑戦。特別山上りの練習をすることもなく臨んだのですが、圧倒的な走力でカバーして区間賞を獲得しました。

 

★楽しむポイント

5区の見どころは「山の神のスリル」です。数年に一度、ものすごく箱根5区に適性を持った選手が現れます。山を上り始めたらすぐに彼らが神であることがわかります。彼らは本当に軽やかに山を駆け抜けます。そういう選手がいるチームはほぼ間違いなく往路優勝を果たしてスターになります。5区を走る選手にはそれだけの夢と可能性があります。ぜひ、彼らの挑戦を見届けていただきたいです。

 

今回、区間賞争いは非常にハイレベルです。前回区間賞を獲得した“山の妖精”山本(城西大)や前々回区間2位で今季は平地でも絶好調の吉田響(創価大)、前回往路優勝のテープを切って同じく平地でも切り札となっている山川(駒澤大)、2年前の往路優勝のテープを切った若林。

誰が区間賞を獲得してもおかしくありません。

 

“山を制する者は箱根を制す”

5区の緊張感あふれる戦いに注目です。

 

今回はここまでにします。いかがだったでしょうか。次回は6区から8区のコースの特徴や見どころを紹介します。また読んでください!

 

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