こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と結果について1校ずつ振り返るシリーズ。あの興奮をもう一度!
今回は中央学院大の箱根駅伝について振り返ります。
往路:18位
復路:14位
総合:16位
まさかの予選敗退となった前回から1年。今季は故障者が多く、万全の状態で臨めなかった箱根予選も何とか通過し、復権を目指しました。
〇戦略
エース栗原は内蔵疲労を抱える極限状態ながら、彼を1区に起用するしかありませんでした。2区は1年生らしからぬ落ち着きを見せる吉田礼、3区4区は全日本でも健闘した武川と伊藤。5区に長距離区間で身体を張れる吉本と、理論上はいちばん戦える5人で往路を組みました。
代々得意な6区は1年生の工藤。7区から9区は4年生で固めて、10区は粘りのある中島。
往路は1区でできるだけ上位につけて2区吉田礼に集団で走らせてあげて、3区から5区で少しずつ順位を上げる。復路は6区で攻めて、7区以降はとにかく粘る。そんな戦いを理想としてシード争いに挑みました。
〇結果
1区栗原がいちばん最初に集団から遅れるまさかの展開。2区吉田礼も奮闘しますが、1年生に単独走はさすがに厳しかったです。ひとつ前が藤本(日体大)、三浦(順天堂大)と実力者で前との差がどんどん離れていってしまうのも不運でした。
それでも、3区武川と5区吉本が区間10位と健闘して往路は18位。1区で出遅れたことを考えればよく抵抗できたと言えるかもしれません。
復路は得意の6区で工藤が区間4位の快走。7区松井、8区馬場、9区吉田光も区間2桁ながら流れを壊さずに繋いで、10区中島も区間8位と好走。
総合順位は16位まで上げて、2年ぶりの箱根駅伝を終えることとなりました。
〇感想
シード獲得に向けては、1区で出遅れた時点で厳しくなりました。それでも、ここまで連れてきてくれたエースの栗原でダメだったなら仕方ありません。
チーム状況が悪い中、命を削りだすような走りで日本人トップを獲った箱根予選。この激走もあって、箱根本戦での力はもう残ってなかったのかもしれません。
それでも、最下位単独走ながらレースを壊さずに走った吉田礼、流れを切り替えた武川と吉本、お家芸の6区で快走した工藤など、中央学院大らしいしぶとい走りが健在であることは示しました。
まずは2大会ぶりに箱根駅伝を走れたことを喜んでもいいでしょう。
先輩たちが必死に繋いで、残してくれた伝統。
再起の始まりとなるような箱根駅伝でした。
〇今後に向けて
今回走った選手からはエースの栗原をはじめ、松井、馬場、吉田光と4選手が卒業します。ただ、2区や5区、6区と言った軸となる区間には経験者が残ります。
小島や武川といった速さよりも強さが目立つ選手もいます。
完全復活への道を進むシーズンとしてほしいです。
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