【箱根駅伝】絶望より這い上がりし男たち

いろんな選手紹介

こんにちは。箱根駅伝に向けて注目してほしい選手を様々な切り口から紹介する企画第2弾。今回のテーマは「絶望より這い上がりし男たち」です。

 

箱根駅伝を走る選手にはそれぞれドラマがあります。4年間活躍し続ける選手がいる一方、故障や予期せぬブレーキなど、大きな困難と戦うことになる選手もいます。

でも、そんな困難を糧に大きく成長し、箱根駅伝で活躍する選手はとてもドラマチックです。

例えば、前回東洋大の8区を走った木本は3年次に箱根で4区18位と大苦戦。上位争いから一転、シード争いに巻き込まれる一因となってしまいました。それでも、1年間積極的に勝負し続けて最後の箱根は8区に登場。今度は区間賞を獲得する激走でシード圏外に沈んでいたチームを再び引き上げてくれました。

 

今回は木本のように、絶望から這い上がって箱根駅伝で活躍してくれそうな選手を紹介します。

 

■白鳥哲太(駒澤大4年)

高校2年次には全国高校駅伝のエース区間1区で区間賞獲得。当時は1学年上の田澤より強いスター選手でした。大学でも1年次から10000m28分14秒という好タイムをマークして箱根1区を任されますが、区間15位。2年次も7区10位と思うような結果が残せず、3年次からはエントリーに入ることすらできていませんでした。選手層の厚い駒澤大の中で、存在感が厳しくなってきたところでしたが、それでも白鳥は諦めていません。上尾ハーフでは唐澤、赤津と1区候補の選手が苦戦する中、62分14秒でチームトップの激走。箱根出場権を獲得するためのラストチャンスで結果を残しています。彼が最後の箱根路を走ることができたならば、これまでとは違う骨太で執念深い走りを見せてくれるはずです。

 

■若林宏樹(青山学院大3年)

1年次に山上りの5区で往路優勝のテープを切り、“若の神”と呼ばれていた選手です。これで青山学院大の山上りは4年間安泰かと思われましたが、前回の箱根では直前の体調不良でまさかの欠場。山で苦戦した青山学院大は優勝を逃す結果となってしまいました。その後もコンディションが不安視されていましたが、全日本では1区にエントリー。またも直前に体調不良を訴えたそうですが、原監督は大丈夫と判断。覚悟を決めた若林は中盤に1人飛び出す勇気を持った走りを披露。この強気な走りこそが若林の持ち味です。優勝に向けて、切り札になるための準備ができつつあります。

 

■松山和希(東洋大4年)

1年次から箱根2区で快走を続けてきた東洋大のエースです。特に終盤に強く、いつの間にか大きく位置を上げている走りは「忍者」とも評されてきました。しかし、3年次は長く故障に苦しみ、三大駅伝は全て欠場。今季もなかなか姿を見せず、厳しいかと思われていました。それでも、出雲では久しぶりの駅伝復帰。4区8位とまだまだ本調子ではありませんでしたが、まずは走れたことを喜びたいところ。彼の調子が戻れば、東洋大の戦況は一気に変わります。

 

■ピーター・ワンジル(大東文化大3年)

大東文化大初の留学生選手です。彼の成長と共に大東文化大は強くなり、前回の箱根では2区を任されましたが、ハイペースで突っ込んだ影響で大きく失速。区間最下位に沈んでしまいました。そして、箱根予選でも脚の負傷で途中棄権。このように苦戦することもありますが、そのたびにワンジルは立ち上がってきました。全日本でも6区2位の好走で念願のシード獲得に大きく貢献。箱根駅伝でもワンジルの持ち味を活かすような区間配置で臨むはず。ハマったときには頼もしい限りの伸び方を見せてくれるでしょう。

 

■下尾悠真(日大4年)

日大はしばらく箱根予選敗退が続いて、樋口や松岡といった主力たちも卒業。かなり厳しい状況の中、主将として本戦復帰に導いた選手です。下尾もトラックでのスピードは他校のエースたちにも引けを取らない一方、ロードではやや苦戦が続いてきたという評価でしたが、今回の箱根予選では集団走を引っ張りながら自身も過去最高の記録をマーク。これが主将の責任感でしょうか。見違えるように逞しくなりました。やっと掴んだ最初で最後の箱根、下尾の激走に注目です。

 

■吉田礼志(中央学院大3年)

10000mの自己ベストは27分台、ハーフマラソンでは学生歴代2位の記録を保持。ここまで聞くとエリート選手のように見えますが、吉田は多くの困難を乗り越えてきた選手です。1年次に任された箱根2区は最下位から順位を上げることができず。エースとして臨んだ2年次の箱根予選は終盤の失速で稼ぎ切れず、痛恨の敗退。今季も全日本予選では脱水症状によるコースアウトでまさかの失格。それでも吉田は立ち上がり続けています。箱根予選では唯一留学生に食らいつき続けて2年ぶりの予選通過を牽引。苦労してきた分、強さを増してきた吉田の箱根路には大注目です。

 

いかがだったでしょうか。絶望を乗り越えて箱根路に挑む選手たちの熱い走りに注目してみてください!

 

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