こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と結果について1校ずつ振り返るシリーズ。あの興奮をもう一度!
今回は国士舘大の箱根駅伝について振り返ります。
往路:15位
復路:19位
総合:19位
今季は大エースのヴィンセントが卒業し、新しいフェーズに入った国士舘大。箱根予選はギリギリの戦いでしたが、神奈川大を抑えて10位通過。カマウ、綱島の新ダブルエースを軸に上位進出を目指しました。
〇戦略
先手必勝のセオリー通り、1区綱島2区カマウとエースを贅沢に投入してきました。鬼門となっている3区は次期エースになってほしい山本龍に託し、4区は安定感のある清水、5区は前回好走している山本雷。往路はこれ以上できないほど戦力を投入しました。
その分、復路は戦力的に厳しいところはありましたが、スピードランナーの6区中島、主要大会で戦ってきた9区福井、未来のエースとしての期待がかかる10区川勝といったメンバーで凌げれば、というところ。福井以外の4選手は2年生以下ということで、未来も見据えた起用となりました。
まずは出し惜しみせずに臨んだ往路でどこまで食らいつけるか、といった勝負でした。
〇結果
1区綱島が集団を牽引しながら、13位と上々のスタートを切ると、2区カマウもクレバーな走りで5人抜き。ここまで8位としっかり上位の流れに食らいつきます。
しかし、鬼門の3区が今年も厳しかった。
3区山本龍がまさかの区間20位で15位まで順位を落とすと、4区清水も上げられず。5区山本雷が区間11位の好走で奮闘しますが、往路はシードラインから15位という結果になりました。
そして、往路に戦力を投入した分、復路はやはり厳しい戦いとなりました。
6区中島が19位と出遅れると、その後もなかなか波に乗れず。後方での走りになると、自分の力を発揮するのは難しいです。少しずつ順位を落として、最後は総合19位でのフィニッシュとなりました。
〇感想
今回は苦しい戦いとなりました。特に目立った欠場者も無く、正攻法のオーダーを組めていただけに、力負けと言うしかないでしょう。
それでも、来季に向けて布石は打てています。
今回、1区で奮闘した綱島も、元々は復路要員だったところから少しずつ力を伸ばして、最後は他校のエースたちと堂々戦えるようになりました。
スーパールーキーが入ってくるわけでもない中、彼のようにたたき上げで育つ選手を増やしていくことが上位進出のためのカギとなります。
そして今回、復路に2年生以下の選手を4選手も起用しています。彼らがネクスト綱島候補生となります。今回は苦しい走りになりましたが、それでも箱根を走った経験は必ず次に繋がるはず。
国士舘大のシード獲得までの長い道のりの一節として、通るべき一戦となったのではないでしょうか。
〇今後に向けて
エースの綱島をはじめ、清水、福井と主要区間を走った選手が卒業します。もう一度軸になる選手を育てなければなりませんが、2区カマウ、5区山本雷と重要区間を好走した選手は残ります。
あとは、1区3区を走れる選手が現れるかどうか。若手たちの奮闘に期待です。
毎週日曜20時!ラジオ始めました📻
#100run練習会もやってます!
☆当アカウントでは、スポンサーを募集しています。
ブログの通知設定はここから!
ブログの更新通知登録
駅伝について自由に語れるスペースはこちら!(オープンチャット)
100倍楽しく箱根駅伝を見るところ
有料コミュニティへの参加もお待ちしております!
その他お問い合わせはこちらからお願いします。
↓↓
この記事を書いているのはこんな人です。
コメント