こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と結果について1校ずつ振り返るシリーズ。あの興奮をもう一度!
今回は山梨学院大の箱根駅伝について振り返ります。
往路:15位
復路:20位
総合:18位
今季はオニエゴが他校の留学生と互角に渡り合えるまで成長、松倉や木山など、日本人選手からエースへと力を伸ばした選手も現れるなど、育成型チームとしてのアイデンティティを確立しつつありました。2年連続の箱根駅伝出場も危なげなく決めて、前回以上の順位を目指して戦いに臨みました。
〇戦略
1区木山、2区オニエゴと序盤から主力を並べるのは鉄則通りでしたが、エース格の松倉、新本を欠いたことで、3区に1年生の高田を起用するなどやや苦しい台所事情になりました。
4区以降は上級生のみで組んだオーダー。特に5区6区はともに最初で最後の箱根出場となる4年生に託す形に。
来季に繋がる経験を積むことよりも、今このチームでどこまで勝負できるか、力試しの布陣でした。
〇結果
1区木山が14位、2区オニエゴが7人抜きで7位浮上と上々のスタートを切ります。しかし、3区で5つ順位を落とすと、その後も少しずつ順位を下げて、往路は15位でのゴールとなりました。
復路は6区矢島こそ区間11位と健闘しますが、その後は区間最下位が2区間出るなどなかなか見せ場を作れず。
最後は総合18位でのフィニッシュとなりました。
〇感想
今回も昨年と同じく、主力の欠場が多かったことで厳しい戦いになってしまったという印象です。エース格の松倉や、前回下級生ながら往路を担った新本、島津、星野。これだけの主力選手が揃って欠場となれば、どんなチームでも苦しくなります。
上位進出のためには足並みを揃える力も必要になってくるでしょう。
一方で、近年出遅れることの多かった1区で木山が14位と健闘、来日当初はレギュラーにもなれなかったオニエゴが2区で4位、7人抜きとエースが通用したことは大きな収穫です。
スカウティングでは実績のある選手の入学が少ない山梨学院大だからこそ、育成力が生命線です。
その中でこれだけの選手を育てられているということは、未来に向けて正しいプロセスを踏んでいることの証明であるはず。
また優勝争いに加わるには少し時間がかかりそうですが、着実に上を向いていることを示した今回の箱根駅伝でした。
〇今後に向けて
今回走った選手からはオニエゴ、成毛、矢島、川口と4選手が卒業します。特にチームのアイコンでもあったオニエゴの卒業はいささか寂しいです。
来季に向けては、オニエゴの陰に隠れつつあるムルア、1年次から箱根駅伝を走っていた新本や島津などの復活組の調子がカギになるでしょう。
育成力と調整力の両面を揃えて、また存在感を示してほしいです。
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