100倍楽しく箱根予選を見る方法～戦力分析編～

こんにちは。箱根駅伝予選会を100倍楽しむためのかんたんガイド第二弾！

今回は各チームの戦力を考察してみました。

箱根予選を観戦する際のお供としてご活用ください！

A：よっぽどの事がなければ通過するチーム

■明治大

昨季全日本3位、箱根でも優勝候補として臨んでいたほどの強豪チームです。鈴木や手嶋などのエースをはじめ、戦力は頭一つ抜けているのでよっぽどのことがなければ通過はできるはずです。

■中央大

エース格の千守、トラックシーズンで存在感を発揮していた若林や園木など主力が複数エントリー漏れしていますが、逆に言うと調子のいい選手をエントリーできているということでしょう。森や吉居など、前半戦振るわなかったエース達も間に合っていますが、彼らに頼らなくてもいいくらいの戦力は整っています。

B：ちょっとしたミスならカバーできるチーム

■日体大

目立ったエントリー漏れもなく、盤石な布陣で臨むことができます。日本人トップ候補筆頭のエース藤本に加えて、全体的に外すことの少ない選手が揃っているため、安定した戦いぶりが見られそうです。

■法政大

前回は最後に滑り込みで圏内に入っての通過でしたが、今回は速い展開への対応も予測できているので、より余裕を持って臨むことができるでしょう。エースの鎌田以外に上位で勝負できる選手が出てくるかどうかにも注目です。あわよくばここでスターター候補を確立したいところ。

■中央学院大

前回はトップ通過の最有力候補でしたが、低体温症に苦しむ選手が相次いでまさかの敗退となってしまいました。それでもチームとして実力があるのは間違いない事実。全日本予選でもアクシデントを乗り越えて通過を果たしました。トラックシーズンで大活躍したルーキーの吉田礼にも注目です。

C：ミスが複数出ると通過が厳しくなるチーム

■神奈川大

今回は呑村、川口と稼げる選手が複数外れてしまいました。とはいえ、元々予選会を得意としているチームなので、さほど心配する必要はないでしょう。ミスが続くと厳しくなりますが、宇津野や佐々木、高橋、巻田といった2年生世代の充実でカバーできるはずです。

■拓殖大

前回トップのラジニを擁するチームです。ラジニは10000m27分25秒を記録して学生記録を更新するなど、素晴らしく充実しているので今回も全体トップの期待がかかります。昨季の石川のような強い日本人エースはまだ確立できていませんが、全日本予選でもノーミスで通過を決めるなど、全体としてのまとまりが強くなっているため、安心して見ることができそうです。

■国士館大

毎年、芸術的な集団走で箱根予選を攻略しているチームです。今年はヴィンセント以外にも三代や山本など、フリーで勝負できそうな選手もいるので例年より通過確率は高まっているのではないでしょうか。

D：ボーダーライン上のチーム

■城西大

エースの砂岡は日本人トップ争いに参戦できる実力者。山本唯や野村など箱根で好走した選手もしっかりエントリーされているのですが、他校と比べると選手層がやや薄いのが気になるところ。良くも悪くも変動幅の大きなチームなので、当日まで目が離せません。

■山梨学院大

松倉や木山といった選手がエース格へと成長してきた一方、渡邊や星野、島津といった経験者がエントリーから外れてしまいました。戦力的にはギリギリのところ。留学生（オニエゴorムルア）の稼ぎも大事になってきます。

■駿河台大

今回、最も本戦初出場の可能性が高いと言われているチームです。エースのブヌカをはじめ、今井、清野、町田など前で勝負できる選手が揃ってきました。全日本予選でもちょっとで突破できるところまで攻めました。当日ハマれば突破は可能です。要注目のチームです。

■日大

エース格の松岡、小坂がエントリーから外れたため、ファンから悲観的な声も聞こえてきますが、ドゥング、樋口の2枚看板は全出場校の中でも屈指のパワーを持っているのも事実です。また、今季から4度目の指導に当たっている小川監督は前回シードを獲得したときにも指揮を執っていた名将です。暗いニュースが気持ち多めの日大ですが、ここらで一発、明るい戦いを見せてくれるのではないでしょうか。

E：上手くいけばボーダーラインに食い込めるチーム

・専修大

・筑波大

・麗澤大

・上武大

・大東文化大

・東京農業大

前回本戦に出場した専修大はエース木村をはじめ、主力が複数エントリーから外れており、厳しい戦いになることが想像されます。

そのほか筑波大や麗澤大、上武大など不安要素を抱えながらも本戦出場を虎視眈々と狙うチームはたくさんあります。

毎年のように、サプライズで本戦出場を果たすチームがあります。

今年のその枠はどのチームになるのか、要注目です。

いよいよ明日に迫った箱根予選、一緒に楽しんでいきましょう！