こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と結果について1校ずつ振り返るシリーズ。今回は早稲田大の箱根駅伝について振り返ります。
往路:11位
復路:4位
総合:6位
今季は中谷、太田が日本選手権で10000m27分台を叩き出すなど、ダブルエースとして大きく成長。井川、宍倉、山口といった脇を固める選手も大きくタイムを伸ばし、全日本でも途中まで首位を走るなど好調でした。
5強とも呼ばれるようになった充実の布陣で、久しぶりの総合優勝を目指しました。
〇戦略
過去2回1区を走っていた中谷は他校と差をつけるために3区にコンバート。2区に起用した太田と合わせて、ここで一気に抜け出す作戦でした。1区は今季にになって本領を発揮し始めた井川、4区には2区も走れるほど充実していた鈴木を投入。
そして復路もスピードランナーの宍倉と小指を7区と9区に、故障明けながら絶対に外さない安定感のある千明を8区、スタミナ自慢の山口を10区にとこれまたバランスの取れた心強いオーダー。
諸冨、北村と1年生に託した山が未知数でしたが、ここがハマれば総合優勝も獲れる布陣で戦いに臨みました。
〇結果
1区井川が5位と好スタートを切りますが、2区太田が区間13位、3区中谷も区間6位と伸び悩み、3区終了時点で8位と想定より下位のスタートとなりました。
しかし、4区鈴木が5人抜きの快走で3位まで浮上、5区諸冨に往路優勝を託します。
しかし、諸冨は後ろから追いついて来た宮下(東洋大)に食らいつく積極性が裏目に。本格的な上りに入ってから身体が動かず、11位まで順位を落としてしまいました。
優勝争いから一転、シード争いに巻き込まれることになった復路。
6区北村が58分台の好走で勢いをつけると、7区宍倉でシード圏内に突入。8区以降も着実に順位を上げて、総合6位と力のあるところを見せてフィニッシュを迎えました。
〇感想
ダブルエースが日本選手権でのダメージからの回復が間に合わず失速、重要な山上りも区間19位に沈むなど、流れが悪くなった場面もありましたが、それでもすぐに立て直して総合6位に入るあたり、チームとしての総合力の高さを感じる結果となりました。
太田、中谷を負担の少ない他の区間に回して、鈴木に2区を任せたり、5区を経験者の吉田を起用するなどすれば、もっと順位は上げられたかもしれませんが、それは結果論です。
本気で上位を目指したからこそのオーダーでしたし、その中で上手く行かないことがあっても全員の力ですぐに取り返した。
この経験が来季に必ず活きるはずです。
これからの飛躍を感じさせる、いい箱根駅伝でした。
〇今後に向けて
次回に向けては上がり目しかありません。最上級生を迎える中谷、太田、千明はコンディションが整えば全員区間賞争いに加われる強さがあります。
山を経験した1年生もここからさらに力をつけるでしょう。
スカウトでも、5000m高校歴代2位の伊藤大志がチームに加わります。
ダブルエースが不調でも4区まで3位につけられるチームです。いよいよ来季は三大駅伝全て、優勝争いに絡んでくるでしょう。
ブログの更新通知はこちらから!
https://line.me/ti/g2/fmB4PQ5jWO826EBPm7KIHA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default
駅伝について自由に語れるスペースはこちら!
https://line.me/ti/g2/shr7qu3FCUTPNSgN2H76KA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default
オンラインサロン(100倍楽しく箱根駅伝を見る集団)の参加もお待ちしております!
【重要】箱根駅伝を100倍楽しみたいあなたへ! | 100倍楽しく箱根駅伝を見る方法 (100hakone.net)
気になる方はラインにてメッセージください!
各種お問い合わせもこちらから!
↓↓
~管理人はこんな人~
・埼玉県在住
・27歳
・自身は走るより泳ぐ派(ギネス記録持ってます!)
~管理人はこんなこともやってます~
・音楽マネージャー 松丸廉
・オンライン自習室「SAKA’s STUDY ROOM」
管理人の公式ライン「坂 宗樹/soki saka」
コメント