こんにちは。各大学の注目点をキーワードと共に紹介するシリーズ。今回は国士館大を紹介します。
国士館大の今季のキーワードは「スカウト」です。（ちなみに前回は「コア」でした。）
国士舘大はヴィンセントが大エースとして君臨し、それ以外のレギュラー選手はほぼ横並びに近いチーム構成をしています。
そんな中で突き抜けて日本人エースとなる選手が現れることを期待したいところですが、今季はそんなチームに光を差すような実力派ルーキーが加入しました。
それが遠入剛（えんにゅう ごう）と山本竜神（やまもと りゅうしん）です。
彼らはここ数年の国士舘大のスカウトでは無かったレベルでの高い実績を持っています。
1人ずつ簡単に紹介します。
■遠入剛
名門の大分東明高校でエースを張っていた選手です。5000ｍのタイム14分16秒というタイムもいいのですが、それ以上に駅伝全国大会での経験が豊富なところが心強いポイントです。
特に高校3年次の都道府県対抗駅伝では1区3位と素晴らしい走り。エース区間で戦ってきた経験は必ず生きるはずです。
■山本竜神
その遠入を持ちタイムで上回るのが米子松陰高校（鳥取県）出身の山本です。5000ｍ14分9秒というタイムは国士舘大においてはいきなり日本人トップのタイムです。都道府県対抗駅伝では1区28位とそこまで目立つ成績ではありませんでしたが、彼のスピードは大きな伸びしろを感じさせます。
全国の舞台でハイレベルな結果を残した遠入といきなりチーム日本人最速となった山本。2人の実力派ルーキーは間違いなくチームに新しい風を吹かせてくれるはずです。
そして、こうした強力な選手が国士舘大を選ぶようになった、というのも重要な点です。
以前は2、3年に一度箱根駅伝に出場するレベルでしたが、現在は4年連続で出場を続けています。こうして箱根駅伝常連校となりつつあることも魅力のひとつなのでしょう。チームを必死に押し上げてきた石井や住吉、鼡田といった歴代エース達の奮闘がこの好スカウトに繋がっています。
実りのときは近いです。
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