こんにちは。箱根予選前日ではありますが、全日本大学駅伝が2週間後に近づいています。ということで今回は全日本大学駅伝を100倍楽しむための簡易ガイドを用意しました。三大駅伝のうち、出雲駅伝が中止になったこともあり、今大会への注目度は例年以上に高まっています。そんな全日本大学駅伝を観戦する際のお供としてこの記事を利用していただけると大変うれしいです。
〇基本データ
・名称
秩父宮賜杯 第52回全日本大学駅伝対校選手権大会(通称:全日本大学駅伝)
・日時
11月1日(日)8:05スタート
・コース
8区間106.8km(詳しくは後述)
・出場チーム
前回大会の上位8チーム(シード校)
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各地区から選考された17チーム
関東からは15チームが参加しています。今年はコロナの影響もあって予選会を実施できなかったため、昨年の10000mの持ちタイムの上位8選手の合計タイムで出場校が選ばれました。この選考方法により、今季超注目チームの中央大が選考から漏れたり、嶋津の一時休部により創価大が圏外に零れ落ちたりと悲喜こもごもありました。
全日本大学駅伝は出雲駅伝、箱根駅伝と並ぶ三大駅伝のひとつとして有名です。10kmを切る区間から20km弱の区間まで様々な特徴を備えた区間が設定されていることから、三大駅伝のなかで最もチームの総合力が問われる駅伝といってもいいかもしれません。
そして、今回大会特有の事情として出雲駅伝が中止になったことによる影響があります。箱根予選組はともかく、シード校は出雲駅伝が無かったため、全日本が今季初のロード勝負レースとなります。経験が少ない選手の多いチームは苦戦する可能性があります。
〇区間紹介
前半区間が短く、後半になるにつれて距離が長くなっていく、個性的なコースとなっています。
先手必勝のセオリーどおり、流れを重視して前半区間に強い選手を置くのか、それとも逆転の可能性が高い後半区間に強い選手を置くのか、監督の采配にも注目です。
それでは、各区間の展望について解説します。
・1区(9.5km)
1区が最短区間です。この区間を最短区間と捉えて多少重要度を下げるのか、それでもなお重要区間として扱うのか采配が分かれるところです。例年、エース格の選手を起用するチームと成長著しい下級生を起用するチームが半々くらいです。ちなみに昨季は城西大が大エースの荻久保を贅沢に1区に起用。見事に抜け出して区間賞を獲得しています。
・2区(11.1km)
2番目に短い区間ですが、やはり2区はどんな駅伝においても重要な区間であることに違いありません。もっともごぼう抜きが出やすい区間でもあります。前回は伊藤(東京国際大)、浦野(國學院大)、太田(早稲田大)などのエース達がこの区間に起用されています。中でも伊藤は14位から全員ぶち抜いて首位を奪取する凄まじい走りを披露しました。
・3区(11.9km)
3区も2区と同じく、スピード系のエース格の選手を投入し、まだまだ落ち着かない中で流れを作る区間です。2区まで耐えて3区で一気に上位進出を図るチームも多いです。前回は相澤(東洋大)がこの区間に登場。11位からあっという間に首位に上がると、後続に大差をつける圧倒的な走りで観客を沸かせました。
・4区(11.8km)
この区間あたりからバランス型の選手たちも起用され始めます。前回は今西(東洋大)や西田(東海大)、千明(早稲田大)といった器用な選手たちがこの区間の上位を占めています。
・5区(12.4km)
やや落ち着いた流れの中で走ることもあって、若手選手の起用が多い繋ぎ区間かと思いきや、前回は藤曲(順天堂大)や青木(國學院大)、吉田祐(青山学院大)と実力派の最上級生が多数起用されました。特に藤曲はチーム内で最も強かった選手。余談ですが、順天堂大はその前の年も4区に塩尻を起用するなど、一風変わった区間配置をしてきます。
・6区(12.8km)
この区間は繋ぎ区間らしく、ルーキーが多く起用される区間です。前回は西澤(順天堂大)、鈴木(早稲田大)、前田(東洋大)、中西唯(國學院大)、富田(明治大)など将来のエースとして期待のかかる1年生が多く登場しました。
・7区(17.6km)
8区ほど距離は無いものの、かなり重要な区間です。前回は優勝候補のチームのうち、青山学院大は吉田圭、駒澤大は田澤とエースを起用して、大きく追い上げを見せました。逆にスタミナ型の選手を起用した國學院大や順天堂大はこの区間で失速して上位争いから脱落。良くも悪くも流れが大きく変わる区間です。
ここにどれだけ力のある選手を置けるかが勝負の分かれ目となりそうです。
・8区(19.7km)
最長にして最重要区間です。今まで何度も大逆転がこの区間で生まれています。前回は名取(東海大)が素晴らしい走りで飯田(青山学院大)との優勝争いを制しました。7区までにも何人ものエース格の選手を投入する必要がありますが、その中で8区まで強い選手を残せるチームこそが結果を残すチームです。
いかがでしょうか。本当に総合力のあるチームでなければ勝ち抜けないことがおわかりになるかと思います。
それでは最後に、今回関東から出場する15チームについて勝手にランク付けしてみました。あくまで主観ですのでご意見等あればぜひお寄せください。
A:ゴリゴリ優勝を狙うチーム
・駒澤大
・東海大
・青山学院大
B:虎視眈々と優勝を狙うチーム
・東洋大
・明治大
・早稲田大
C:シード権争いを優位に進めるチーム
・帝京大
・國學院大
・中央学院大
D:シード権争いに絡めるチーム
・順天堂大
・東京国際大
・日大
E:経験を積みながら上位進出を狙うチーム
・山梨学院大
・日体大
・城西大
優勝を狙えるようなチームでさえシード争いに巻き込まれそうなほど、上位校の戦力が拮抗しています。優勝候補本命のチームも不在で、本当にスリリングなレースが展開される気がします。なお、箱根予選の後には本気で考えた各チームのオーダーを紹介していきたいと思っております。一緒に楽しんでいきましょう!
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