箱根駅伝2020振り返り~中央大~

中央大

こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と結果について1校ずつ振り返るシリーズ。今回は中央大の箱根駅伝について振り返ります。

往路:13位

復路:12位

総合:12位

涙の箱根予選敗退を経験した世代が遂に最終学年を迎えた中央大。今季は全日本予選敗退、箱根予選もギリギリでの通過と戦績はいまひとつでしたが、それ以上にチーム力を感じさせる戦いを見せていたので、箱根ではシード復帰も十分に可能と見込まれていました。

〇戦略

新エースの森がベストコンディションでないこともあって2区を回避することに。1、2区を耐えて3区から8区で攻めるという斬新なオーダーで臨みました。

1区にはルーキーの千守、2区には前回10区6位と好走しながらも、エースとして戦った経験のない川崎を抜擢しましたが、ここまでは駅伝の流れに置いて行かれなければ許容範囲といったところ。

敢えて2区ではなく3区に置いた三浦から池田、畝、若林、森、矢野と区間上位で走れる選手を並べた8区まででどれだけ上昇できるかという勝負でした。

〇結果

2区終了時は18位ながら、上位とのタイム差はまずまずのいい展開。3区三浦からじわじわ反撃を開始して、往路終了時は13位と総合力で戦うチームとしては悪くない位置。
復路も6区若林が区間10位と上々のスタートを切って、エースの森に浮上を託します。
しかし、ここで森が区間12位と伸び切らない走りになってしまうと、8区矢野も区間16位と連鎖してしまい、ここで流れが途切れてしまいます。9区大森、10区二井が盛り返しますが、総合12位とシード復帰を果たすことはできませんでした。

〇感想

不安のあった往路序盤は見事に耐えましたが、攻め込みたいところでいずれも区間10位前後と攻めきれなかったことがシード落ちの要因となりました。流れを大きく変えるエースの不在が響いた形です。

でも、中央大は一歩ずつですが確実に前進しています。

3年前には予選落ちを経験したチームです。

それが2年前には往路なら戦えるレベルになり、昨年は超強力ダブルエースの力でシード目前までこぎつけ、今年はそんなエースがいなくともシード争いに加われるようになりました。

その成長の源には舟津、田母神といった強力なリーダーシップを持つ選手の存在があります。彼らは厳しいチーム事情だった1年次に主将、副主将を務めてここまで必死に立て直してきました。

そんな彼らが最終学年になった今回こそシードで報われてほしいとの思いはありましたが、これも箱根駅伝の厳しさのひとつです。

完全復活を望むファンにとってはもどかしい時期ですが、まずは一歩ずつ進んでいることを喜んで、次に違いを作っていってほしいです。

〇今後に向けて

今回出走した選手で卒業するのは二井のみ。エースの森や5区を走った畝が不完全燃焼だったことを考えても、伸びしろはたっぷりあります。次こそ本気でシード復帰が狙えるチームです。

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