こんにちは。全日本大学駅伝関東地区予選会を振り返るシリーズ第二弾。
今回は惜しくも全日本予選を通過できなかったチームについて、その中でも印象に残るレースをした選手について簡単に考察していきます。
8位:立教大
収穫:山本羅生(3組22位)
箱根駅伝出場も果たし、全日本も初めて本気で狙ってきた立教大。1組目から通過圏内でレースを進めていきます。とはいえ他校が強力な4組目の前にできるだけ貯金は大きくしておきたいところ。それを理解してか、3組目で山本が高槻(東京農業大)、山中(帝京大)と共に序盤から飛び出します。最後まで逃げ切ることはできなかったものの、山本の攻めの気持ちが十分に伝わるナイスチャレンジでした。
9位:神奈川大
収穫:宇津野(2組10位)
1組目で想定外の出遅れに見舞われた神奈川大。突出したエースがいないだけに、各組でこつこつ上位を狙っていく必要がありました。その中で、宇津野は2組目で2位集団から飛び出す積極的な走りを見せました。集団に吸収された後も上位で粘って10位に留めたところも素晴らしいです。4年生の責任感が伝わるレースでした。
10位:明治大
収穫:森下(4組14位)&綾(4組23位)
2組3組での思わぬ失速により、逆転に向けて攻めるしかなくなった4組目。森下、綾は留学生集団のひとつ後ろの集団を引っ張り続けました。逆転には届きませんでしたが、2人とも前のめりなレースをしながらもしっかりまとめきりました。児玉、杉といった上級生を差し置いて、森下、綾の下級生がチームを背負ってこれだけの走りをしたことは大きな収穫。このタフな経験が必ず次に繋がるはずです。
12位:日大
収穫:安藤(3組6位)
新監督が就任し、再建に向けて動き出した日大。大半のメンバーが20位台で健闘しましたが、その中で一際輝く活躍を見せたのが安藤。跳ねるようなダイナミックなラストスパートで組6位に食い込みました。樋口、ドゥング、松岡と主力が卒業した中で、新たな柱候補が誕生したことはとても喜ばしいニュースです。
失格:中央学院大
収穫:前原(2組8位)&稲見(3組9位)
最終組でのアクシデントにより、まさかの失格となってしまった中央学院大。それでも、本来は通過圏内だったということで、レース内容自体には大きな収穫がありました。
今季の中央学院大は吉田が大エースとして構える一方、前回の箱根駅伝に出場できなかったこともあって、経験値のある選手が少ないという課題がありました。
その中で、今回前原、稲見と1年生がそれぞれ1桁順位で走ってくれたことは大きな収穫です。この勝負レースで結果を出した、という経験が自信に繋がるはず。全日本には出場できませんが、2年ぶりの箱根予選突破に向けてチーム力が高まってきていることを示したレースとなりました。
以上、全日本予選の振り返りでした。
これにて春の大一番は終了です。ここから夏合宿を経て、いよいよ駅伝シーズンへと突入していきます。
箱根駅伝まであと半年、ここからどんどん加速していきます。
一緒に楽しんでいきましょう!
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