こんにちは。シリーズ「キーワードで新チームを読む」今季の各大学の注目点をキーワードと共に紹介していきます。今回は日大を紹介します。
日大の今季のキーワードは「再建」です。
箱根駅伝において、監督とはとても重要な要素となっています。
駒澤大の大八木監督、青山学院大の原監督、東洋大の酒井監督など各大学に名将と呼ばれる指揮官がいます。
各大学の監督が長期政権を築くことが当たり前となった学生長距離界の潮流に反するように、日大は監督の交代が多いチームです。
1994年~2001年:西弘美氏
2001年~2007年:馬場孝氏、小川聡氏
2008年~2010年:堀込隆氏
2011年~2012年:鈴木従道氏
2013年~2015年:小川聡氏
2016年~2019年:武者由幸氏
2020年~2020年:青葉昌幸氏
2021年~2022年:小川聡氏
2023年~現在 :新雅弘氏
監督の健康問題もあって、ここ数年は毎年のように監督が替わってきました。それだけ頻繁に指導体制が変わっていく中でチームを強化していくのは簡単なことではありません。実際に箱根駅伝から遠ざかってしまっていました。
そんな中、昨年5月に就任した新監督が流れを変えてくれました。
元々は高校駅伝の名門、倉敷高校で指揮を執り、全国高校駅伝でも3度優勝に導いた名将です。
そんな新監督は就任からすぐにチームを立て直し、いきなり4年ぶりの箱根駅伝出場を果たすと、本戦でも繰り上げになることなく襷を繋ぎ切りました。
やっと再建がスタートしたのです。
前回の箱根駅伝前には他チームがシード権を目標に掲げている中で、タスキを繋ぎ切ることを目標として口にしていた新監督。
真意としてはまだシード争いできる戦力ではないという冷静な見立てもあったのでしょう。
それでも、その目標をしっかり達成して迎えた今シーズン。3区終了時に4位という好発進の立役者となったキップケメイや安藤などメンバーも頼もしく成長しています。
チーム状況は右肩上がりです。
次は一気にシード獲得まで視野に入ってくるはず。日大の再建フェーズを楽しみましょう。
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