こんにちは。今回は6月17日に迫った全日本大学駅伝関東地区予選会の特集をします。ただの予選会と侮るなかれ。全日本大学駅伝出場を賭けた大一番で、とても面白いレースなのです。
〇概要
■開催日時
令和4年6月17日(土)17時30分
■開催場所
相模原ギオンスタジアム
■選考方法
1チーム13人がエントリー(計20チーム)
↓
10000mを2人×4組 計8人の合計タイムで競う
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合計タイムが速い7チームが本選出場権獲得
13人のチームエントリーは6月4日に行われています。ここから6月16日に組エントリーが発表されます。ここで発表されたエントリーについては、基本的に変更することができなくなります。
また、組については組が進むごとに速い選手が集まるようになってきます。特に4組は学生トップレベルの戦いを見ることができます。反対に序盤の組は比較的スローペースで推移することが多いため、新戦力を試す場として使う大学も見られます。
○見どころ
1.箱根以上に狭き門を賭けた戦い
箱根駅伝は毎回20校が出場するのに比べて、全日本大学駅伝はシード校8校+予選会から7校の計15校しか出場することができません。
今回は箱根駅伝でシード権を獲得している法政大、城西大といった強豪チームも全日本予選に乗り込んできます。
箱根には出られても、全日本には出られない大学もあります。
より狭き門を賭けた戦いなだけに、ミスできない緊張感があります。
2.各大学の戦略
1組から4組目まで、どのように選手を配置するのかは各大学の戦略が現れてきます。基本的には1組2組は外さない安定感のある選手、4組はエースといったような組み方をすることが多いですが、敢えて3組にエースを投入して大量リードを作って4組目は逃げ切る、というような戦略を採る大学もあります。
ちなみに昨年は1組目では吉田響(当時東海大)、2組目ではワンジル(大東文化大)が独走で大量リードを獲得。前半の組から大きくレースが動く展開となりました。
3.失敗は絶対に許されない戦い
箱根予選は12選手走った中の上位10選手のタイムで通過を争いますが、全日本予選は8選手走って、その全員の合計タイムで競います。つまり、一人でも途中棄権になった段階でそのチームの戦いは終わってしまうのです。
過去には通過圏内にいながら、最終組で完走することができずに敗退となってしまったチームもありました。最後まで気を抜くことができないのが全日本予選なのです。
○各チーム番付
出場する20チームの戦力を見て、勝手ながら戦力分布を考察してみました。
A:よっぽどの事がなければ通過するチーム
・東海大
・明治大
B:ちょっとしたミスならカバーできるチーム
・東京国際大
・城西大
・中央学院大
C:ミスが複数出ると通過が厳しくなるチーム
・法政大
・神奈川大
D:ボーダーライン上のチーム
・大東文化大
・帝京大
・東京農業大
E:上手くいけばボーダーライン上に加われるチーム
・立教大
・日体大
・山梨学院大
・駿河台大
・国士舘大
・専修大
F:まずは経験を積んでいきたいチーム
・日大
・麗澤大
・芝浦工業大
・亜細亜大
Aランクに位置付けた東海大や明治大でさえ、簡単な戦いにはならないでしょう。一歩間違えればたちまちボーダー争いに飲み込まれるくらいの混沌とした争いになるはずです。
ちなみに、今回は昨年に引き続き、有観客での開催です。
私も100倍楽しく箱根駅伝を見る集団の仲間たちと現地観戦する予定です!
それでは開催まであと4日、楽しんでいきましょう!
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