こんにちは。シリーズ「キーワードで新チームを読む」今シーズンの各大学の注目点をキーワードと共に紹介していきます。今回は青山学院大を紹介します。
青山学院大の今季のキーワードは「3年生」です。(ちなみに昨季は「2区経験者」でした。【青山学院大】2区経験者が3人もいる!? | 100倍楽しく箱根駅伝を見る方法 (100hakone.net))
青山学院大は今季、最も卒業生の穴が大きいチームの1つです。前回の箱根では10区間中、7区間で4年生が出走しています。しかも、近藤や岸本といった大黒柱の選手も含まれており、より卒業の影響が大きいと言わざるを得ません。
ほぼ完全に作り直しとなる今季の青山学院大。
いくら強豪校と言えど、さすがにこれだけ経験者が抜けたら厳しいのでは?
というような声も聞こえてきます。
それでも、問題は無さそうです。
なぜなら、卒業した世代に引けを取らないレベルの、強力なポテンシャルを秘めた世代が青山学院大には残っているからです。
それが、3年生世代なのです。
箱根駅伝を走ったことがあるのは太田、若林、田中の3選手だけですが、主力を張れる選手がまだまだいます。
今回は、そんな青山学院大の将来豊かな3年生世代の主な選手たちを紹介します。
○太田蒼生
青山学院大のエースに最も近い選手です。故障が多く、シーズン通した稼働はできていませんが、箱根駅伝にピタッと調子を合わせて素晴らしい走りを披露するというサイクルを確立しています。
太田の箱根駅伝での活躍を振り返ってみると、1年次には3区で首位を奪取。ほぼ優勝を決めてしまうような快走でした。2年次の鈴木(駒澤大)との熱い先頭争いはみなさんの記憶に新しいかと思います。
太田の爆発力こそが優勝への切り札になり得ます。
○若林宏樹
1年次に山上りの5区で首位を守り切ったスペシャリストです。前回の箱根では直前の体調不良で走ることができませんでしたが、回復してからは丸亀ハーフで61分25秒というかなりハイレベルなタイムをマーク。もはや平地のエース区間でも区間賞争いできるほどの水準まで走力が高まっています。そんな若林が山に控えていることも、青山学院大の優位性を残す要因となっています。
○田中悠登
ハーフの距離で抜群の強さを見せる選手です。青山学院大の箱根駅伝メンバー選考レースとして知られる世田谷246ハーフでは2年連続でトップを獲得するなど、勝負強さも魅力的で前回の箱根では8区5位と好走しています。タフな区間も走れるため、4区や9区あたりでの活躍が期待できる好選手です。
○鶴川正也
高校時代は世代ナンバーワンだった選手です。昨季は関東インカレ5000mで3位に入賞するなど、前半シーズンはガンガン走っていたものの、駅伝シーズンは故障で全休。惜しい1年となってしまいました。
とはいえ、スピードと勝負強さをこのレベルで兼ね備えている選手もなかなかいません。健康に過ごすことさえできれば、理想のスターターとなってくれる選手です。
○野村昭夢
野村も高校時代から5000m13分48秒という好タイムで走っているスピードランナーです。昨季は山下りの6区の候補として準備していましたが、故障で走ることができず、チームの苦戦の一因となってしまいました。あの青山学院大の中で2年次から6区のファーストオプションに挙げられる時点でポテンシャルの高さは保証されています。彼も山下りの神になってもおかしくない選手です。
○白石光星
最後に紹介するのは白石です。昨季は全日本2区での失速が大きく取り上げられてしまいましたが、元々強力世代に割って入って序盤のエース区間の座を掴むだけの走りを見せていたという事実は変わりません。
今季は10000mでベストを更新するなど、さらにレベルアップしていることもあり、リベンジの機会はそう遠くなく来るでしょう。彼もまた、爆発的に走ることのできる選手です。
いかがだったでしょうか。
3年生世代の強いところは、エースやスターター、山上りや山下りといった特別な役割を担える選手が揃っているところです。
これまでは故障や体調不良などにより、その実力を発揮する機会に恵まれてこなかった世代ですが、そのポテンシャルは近藤世代にも引けを取りません。
新たな青山学院大の象徴となるような世代になれるか。彼らの奮闘に注目してみてください。
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