こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と結果について1校ずつ振り返るシリーズ。あの興奮をもう一度!
今回は山梨学院大の箱根駅伝について振り返ります。
往路:16位
復路:14位
総合:14位
ここ数年は箱根駅伝には出場するものの、下位での戦いが多くなっていた山梨学院大。今季は木山、北村と日本人エースが育ち、留学生のムルワも復活。例年以上に雰囲気の良さを感じさせており、今までとは一味違う戦いを目指して箱根駅伝に臨みました。
〇戦略
1区木山、2区ムルワとエース格2人を並べるのは鉄則通りでしたが、三本目の柱の北村は4区に温存し、3区は成長株の村上に託しました。5区6区は新本、高田とポテンシャルの高い2年生に任せて、7区以降は上級生たちを並べていきました。
2区まで先頭の見える位置につけて、3区は耐えて、4区でもう一度上昇。5区6区でシード圏内を固めて、7区からは粘りに粘る。
シード獲得のシナリオはこういったものだったでしょうか。
〇結果
1区木山が8位、2区ムルワが4人抜きで4位浮上と素晴らしいスタートを切りました。3区村上が後続からの襲撃でペースを崩して14位まで順位を下げますが、4区北村が2人抜き。
山次第ではシード権が見える位置で序盤の戦いを切り抜けますが、期待の5区新本が区間18位と伸びず、往路は16位。シード獲得は厳しくなりました。
それでも、6区高田が10位、7区石部が9位、8区伊東が11位と復路は各選手が区間10位前後で繋ぎます。
最後は10区篠原が区間5位と一番の好走で締めて、総合14位で戦いを終えました。
〇感想
シード争いには加われませんでしたが、どこか充実感のある今回の戦いぶりでした。往路でも三本柱はいずれも区間10位以内で走破し、復路も6区から8区で区間10位前後、アンカー篠原は区間5位で締めています。
途中からはシードラインより後方での戦いになったため、どうしても注目度は下がってしまいましたが、10区間中7区間で戦えたという事実はとても大きな進歩です。
飯島監督体制になって4年。決して入学時のタイムがいいわけではありませんが、じっくりと選手を伸ばしていくことができてきています。
1区木山は2年次に7区19位、7区石部は前回9区20位、10区篠原も2年次に8区20位と苦戦した選手たちが最後に好走を見せました。
今回苦戦した選手たちはいずれも3年生以下の選手たち。来年は必ずリベンジを果たしてくれるでしょう。
こうして、最後に花を咲かせる選手を少しずつ増やしていくのが山梨学院大の今のモデルです。
シード復活への道筋は見えた。手応えのあるレースとなりました。
〇今後に向けて
今回走った選手からはムルワ、木山、石部、伊東、篠原が卒業します。いずれも好走した選手なだけにその穴は大きいです。それでも、山梨学院大の育成力なら、また彼らのようにいい選手が育つはず。
来季はムトゥクと北村がダブルエースとなるでしょう。その中でさらに一歩進んでいけるか、注目のシーズンとなります。
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