【國學院大】4年生主将が意味するモノ

キーワードで新チーム紹介

こんにちは。シリーズ「キーワードで新チームを読む」新チームとなった各大学の注目点をキーワードと共に紹介していきます。今回は國學院大を紹介します。

國學院大の今季のキーワードは「4年生主将」です。(ちなみに昨季は「スカウト」でした。【國學院大】史上最高のスカウトの意味 | 100倍楽しく箱根駅伝を見る方法 (100hakone.net)

國學院大はここ4年連続で箱根駅伝シード獲得と、強豪校の一角としての地位を築きつつあります。

その前は随分シード権から離れていたことを考えると、この4年間の躍進具合が窺えます。

でも、それは簡単な道のりではありませんでした。

國學院大はウルトラCともいえる「3年生主将」システムを繰り返し使ってきているのです。

4年前のシード獲得時は土方英和が3年生主将としてチームを牽引し、彼が卒業した後は木付琳が3年生主将として、立て直しを図りました。

基本的に4年生が主将を務めることの多い学生長距離界において、國學院大の主将人事はかなり思い切っています。

でも、それくらいのことをしないと、今の駅伝戦国時代を勝ち抜くチームを作るのは難しいのでしょう。

國學院大は戦力的にギリギリだったところから、今や安定して上位で戦えるチームへと変貌してきたことを考えると、この賭けは成功だと言えるでしょう。

上昇期から安定期へ。

そのひとつの証明が、今季は4年生主将を置いたということです。

今まではリーダーシップの強い3年生主将を置いて、2年がかりでチームを作っていったのですが、今回は素直に4年生エースの中西大翔を主将に任命しました。

4年生が主将を務めるということは、ある意味普通のことなのですが、國學院大にとっては特別な意味があります。

この出来事から、私は國學院大がひとつ上のステージに上がったことを感じました。土台が随分固まってきているがゆえのストレートな主将人事でしょう。

必死にシード権を獲るチームを作っていた時代から、シードは当たり前として、さらに上位を目指すチームへ。

新主将の中西も関東インカレで入賞を果たすなど、さっそくチームをいい雰囲気で引っ張っています。

國學院大のひとつ上のステージでの戦いに注目してみてください。

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